
中国リーグ1部の2021年シーズン第6節は、5月20日現在で9試合が決着しているが、5枚のレッドカードがピッチに登場したのが印象的だった。なかでも、新疆天山雪豹と梅州客家がそれぞれ2枚、北京北体育大学と昆山がそれぞれ1枚、貴州と遼寧省瀋陽市がそれぞれ1枚のレッドカードを受けた。
昨日の新疆天山雪豹と梅州客家の試合では、87分、新疆が右サイドからカウンターアタックを仕掛け、梅州客家の19番・桂紅選手が相手選手に腕を回し、主審はファウルの判定を下した。その後、明州客家の13番・史亮がボールを手で押さえてフリーキックを止めようとしたところ、新疆の11番・ダニヤールがボールを蹴り飛ばし、史亮は感情を抑えきれなくなってわざとダニヤールを蹴り倒し、両軍の選手は大混乱に陥った。混乱が収まった後、主審は石亮にレッドカードを提示し、退場させた。明州客家アシスタントコーチの楊徳信は主審の判定に不満を示し、首を絞めるような動きで主審に襲いかかった。
今晩行われた北京北体育大学(BNSU)と昆山との試合では、北京BNSUの中朱超青選手が42分、馮博元選手を押し倒したとして2枚連続でイエローカードをもらい、レッドカードを受けた。
別の試合では、貴州は遼寧省瀋陽市と対戦した。63分、遼寧省瀋陽市は中盤から反撃に転じ、19番王景斌が相手の裏へボールを渡すと、貴州の15番張孟起はボールを止めることが間に合わず、4番劉家欣が素早くボールを入れてワンタッチゲームを形成、張孟起は戦術的に劉家欣をファウルし、主審はファウルと判定して張孟起にレッドカードを提示した。そして75分、貴州の29番・ミハイロビッチと25番・孫發坡がボールを奪い合った際に倒れ込み、ミハイロビッチが起き上がろうとした孫發坡を故意に踏みつけ、丁超主審はすべてを目撃し、断固としてミハイロビッチにレッドカードを提示した。貴州は9人となり、10分間で2失点を喫した。










