
セ・リーグのハイライト
2021年シーズンのセントラル・リーグ第5節、武漢で行なわれたグループCの試合は異例の大混戦となった。北京工科大学は貴州を2-0で下し、サプライズで今季初勝利。黒竜江冰城は試合終了間際に遼寧省瀋陽市を退け、勝ち点を9に伸ばして貴州と並んだ。武漢三鎮と蘇州東武は90分の戦いの末、土壇場で2-2の引き分けに持ち込んだ。これで武漢大会のファーストステージは終了した。武漢三鎮と蘇州東武が勝ち点10でグループ首位に立ち、黒龍江濱城と貴州が勝ち点9で続き、遼寧省瀋陽市と北京理工学院が勝ち点3で最下位につけている。
北京理工大学 2-0 貴州
試合開始早々、突然激しい雨が降り出した。20分、ハオ王子はペナルティーエリア前でボールを背負い、振り向きざまにシュートを調整した。ボールは強烈で、貴州のGK王鐸はセーブできず、北京理工学院が1-0とリードした。26分、北京工業大学は前方のパスを通して、ボールの真ん中にハウ王子、ペナルティーエリアの前で数歩つまずき、低いシュート、ボールはポストのファーサイドに当たってネットにはね返り、北京工業大学は2-0でスコアを伸ばした。
雨のため、試合は1時間近く遅れて後半に再開された。84分、趙和平が右サイドからクロスを上げると、黄超が前に出てボールをブロック、ファウルと疑われ、趙和平は主審に抗議し、イエローカードを提示された。88分、激昂した趙和京はセンターサークル付近で誰かを殴り、2枚目のイエローカードをもらってレッドカードで退場となった。結局、北京工業大学は2-0で貴州を下し、今季初勝利を挙げた。
黒龍江省冰城 1-0 遼寧省瀋陽市
前半10分、黒竜江冰城の劉毅がフィールド中央でヘディングシュートを振り、胡靖がゴールを決めたが、主審は劉毅がオフサイドのサインを出し、ゴールは認められなかった。28分、エボロがペナルティーエリア内でボールをつかみ、シュートに転じると、ボールはクロスバーの上端に当たり、ゴール下へ飛び出した。95分、黒竜江冰城のニザムディンがいきなり外からシュートを放つと、ボールは屈折してネットに突き刺さり、試合終了。結局、黒竜江冰城が1-0で遼寧省瀋陽市を下した。
武漢三鎮 1-1 蘇州東呉
前半は非常にテンポの速い展開となったが、両チームとも得点はなし。後半52分、武漢三鎮の7番エジミウソンがチームメイトと接触し、DFに足を引っ掛けられるが、主審はノーファウルを指示。77分、蘇州東武のコーナーキックがペナルティーエリア手前まで運ばれ、5番胡明飛が飛び上がってヘディングでゴールネットを揺らし、蘇州東武が1-0で武漢三鎮をリードした。










