
2、スリーポイントシュートの技術
年を重ねるごとに、ジェイムスのペリメーターシュート技術はますます洗練され、スリーポイントラインからのシュートは彼の得点レパートリーの主要な部分を占めるようになった。現在までにジェームズは2,410本のスリーポイントを決めており、これはNBA史上8位である。コーバー(2,450本)はペースからわずか41本差で、近い将来7位を抜く勢いだ。
もしジェイムスが来季151本のスリーポイントを決めることができれば、レジー・ミラーが持つ2560本の記録を更新し、NBA史上5位に躍り出ることになる。しかし、歴代トップ5から引退したのはレイ・アレンだけであることを考えると、ジェイムスは5位か6位をキープすることになりそうだ。
フリースローの王冠
ジェームズはキャリアで8,390本のフリースローを決め、これはNBA史上3位。モーゼス・マローンの8,531本とカール・マローンの9,787本がそれぞれトップ2。ジェームズは新シーズンに142本のフリースローを決めれば、モーゼス・マローンを超え、NBA史上2人目の8,000本以上のフリースローを決めた選手になれる。
特筆すべきは、ジェイムスが昨季303本のフリースローを放ち、2017-2018シーズンからフリースロー試投数で自己最高を更新していることだ。過去3シーズンで1試合平均269本のフリースローを放っており、このレベルを維持できればモーゼス・マローン超えも射程圏内だ。しかし、カール・マローンの記録9,787本に追いつくには、まだ1,398本の差がある。
リバウンドするいじめっ子
フォワードとして、ジェームズはリバウンド、特にディフェンス面でも素晴らしい活躍を見せている。現時点でのキャリア通算ディフェンスリバウンド数は9,458に達し、これはNBA史上歴代10位。ジェイムスは1試合平均415本のディフェンスリバウンドに貢献しており、あと24本でモーゼス・マローンの9,481本を抜き、8位に浮上する可能性がある。
ジェイムスが新シーズンも健康で、リバウンドの好調を維持すれば、シーズン終了時にはオラジュウォン(9,714本)を抜き、NBA歴代7位のディフェンスリバウンド王となる見込みだ。ディフェンスリバウンド10,000の大台突破には、2シーズンの努力が必要かもしれない。
V. 盗みの達人たち
ジェームズはキャリア通算2275スティールを記録しており、これはNBA史上8位である。トップ5に入る望みは薄いが、来季はまだ突破のチャンスがある。現在、ジェームズは7位のピッペン(2,307スティール)まであと33スティール、6位のモーリス・チックス(2,310スティール)まであと36スティール。過去3シーズンで1試合70スティールのペースを誇るジェイムスは、新シーズンで両レジェンドを超えることが期待される。
しかし、ジェイムスがトップ5に入るには、もっともっと努力する必要がある。5位のゲーリー・ペイトンが2,445スティールなので、ジェームズはあと170スティール必要ということになる。彼の年齢と出場回数を考えると、このマイルストーンに到達するには2シーズンかかるかもしれない。










