今大会の結果を分析すれば、上村健一監督の戦術的指導力の高さが改めて証明されたことは間違いない。しかし、周知の通り、招待大会はチームの絆を深めることに主眼が置かれることが多いので、サッカー日本代表ユースチームの勝敗をファンが過度に心配する必要はない。上村健一にとって、本当の試練は次のアジア予選でやってくる。ユース代表をアジアジュニア選手権の決勝に導くことが彼の使命であり、もし目標を達成できなければ、契約解除の可能性もある。
08黄金世代」と呼ばれ、東アジアカップで日本と韓国を一挙に破って優勝したジュニア代表チーム。中国サッカーの飛躍的な発展を促進するため、サッカー協会（FA）は費用を惜しまず、上村健一氏をコーチングスタッフとして招聘した。上村健一監督には、公式戦でナショナル・ジュニア・チームの可能性を引き出し、アジア・ジュニア選手権の決勝ラウンドへの切符を勝ち取るために奮闘してもらいたい。
