SIPGがなければ、退団を申し出た蔡輝強がこれほど早く神華に就職することはなかったかもしれない。しかし、レッコとハビエルという2人の名監督の薫陶を受けただけでなく、昨シーズンの中国スーパーリーグ優勝というチームの栄光の瞬間にも立ち会った彼の上海での長い年月の貢献は、過小評価されるべきではない。そのことを考えれば、上海のファンは、彼が街のライバルである神華に移籍したからといって、彼を恨んだりすべきではないだろう。
神華のトップチームのキャンプに足を踏み入れた蔡慧強の最初の仕事は、新しい環境に適応することだ。上海申花の地元監督である毛毅軍はチームの柱であり、蔡輝強が毛毅軍の後を引き継ぎ、肩を並べて彼の負担を軽減してくれる可能性は高い。神華での蔡輝強の活躍が、彼のキャリアを新たな高みへと導いてくれることを期待したい。
