アジアサッカー連盟（AFC）チャンピオンシップの熱戦は、横浜マリナーズがバンコク・ユナイテッドを1-0の僅差で破り、合計スコア3-2のスリリングな展開で勝ち進んだ。横浜マリナーズはグループGで首位に立ち、バンコク・ユナイテッドはグループFで全北現代を抑えて同じく首位に立った。第1戦では横浜マリナーズが2点をリードしていたが、バンコク・ユナイテッドが土壇場でレッドカードを受けて逆転。従って、この試合の勝者が準々決勝進出を直接決めることになる。
試合は横浜国際総合競技場で行われ、ウズベク人のイルギズ・タンタシェフ主審が審判を務めた。前半は両チームとも見せ場がなかったが、横浜マリナーズがピッチで主導権を握り、多くの脅威を作り出した。しかし、9本のシュートを放ったものの、枠を捉えたのは1本のみ。後半も横浜マリナーズの攻撃は続いたが、シュート効率は低いまま。バンコク・ユナイテッドは守備に徹し、延長戦に備えた。レギュレーションタイムで両チームとも得点を奪えなかったため、スコアは2-2となり、試合は延長戦に突入した。
延長戦はさらに激しくなったが、両者無得点のまま。120＋1分に横浜マリナーズの村上雄飛がPKを獲得し、ロペスがこれを決めて横浜マリナーズが1-0とリード。結局、バンコク・ユナイテッドは同点に追いつくことができず、横浜マリナーズは合計スコア3-2で敗退した。
一方、甲府-豊林は1-2で現代蔚山に敗れ、合計1-5で敗退した。東京の新国立競技場で行われたこの試合は、イラン人のモウド・ボンニャディファード主審によって実施された。現代蔚山はわずか11分後、ヒョン・キム・アドレスの抜け出しゴールで先制。甲府は反撃に出たが、88分に三瓶和司が同点に追いついた。蔚山現代は90分＋4分に追加点を奪い、チョ・ミンギュがシャットアウトを達成した。結局、蔚山現代は甲府楓林を5-1で下してベスト8に進出し、韓国ダービーで全北現代と対戦することになった。そして1/8ファイナルでは、全北現代が浦項スティーラーズを3-1で退け、次ラウンド進出を決めた。
