大連サッカー史に残る名勝負
中国スーパーリーグ元年:2004年12月4日、思徳と深センは2-2
2004年の冬の午後14時30分、中国スーパーリーグ第1シーズンの第22節が終了した。大連思徳はアウェーで、予定より2ラウンド早く優勝を決めた深セン建帛と対戦、両チームとも賃金滞納で注目されていた。
タイトルはすでに決定していたとはいえ、大連思徳はその強さを証明しようと躍起になり、一方、深圳健力宝はタイトルのお祝いを敗北で迎えたくなかった。両者とも、真の強さをフィールドで見せつける準備はできている。
この試合、大連思徳は林楽峰総監督と石磊アシスタントコーチが指揮を執り、キャプテンの胡兆軍がチームを率いた。一方、深セン建帛は朱光輝監督が指揮を執り、最強の布陣で臨んだ。両チームのスタメンと交代要員は以下の通り。
大連思徳:1-宋振宇、12-王盛、4-翟雁鵬(87分、16-智明怡)、3-アンデルセン、20-郭亮、17-鄒潔、主将14-胡兆君、26-張雅林(56分、11-厳松)、21-李耀、10-ヤンゴヴィッチ、15-張鵬。
深セン建帛:19-リー・レイレイ、5-リー・ウェイフェン、31-マリコ、28-シンフォン、29-ルー・ボーフェイ、33-オゼアス(46分、21-リー・ミン)、2-チェン・ヨンチャン、14-リー・ジアンホワ、8-チェン・ビン(60分、13-リー・フェイ)、20-チャン・シンシン、9-リー・イー(75分、24-イン・シャオロン、22-ユアン・リンの発言)。
試合序盤、大連思徳は激しい攻撃を仕掛け、深セン建帛は主にディフェンスに徹し、ロングパスで李珥の突破口を探ろうとした。双方の攻防が早く、思徳の攻撃はややせっかちで、中盤のスケジューリングもスムーズではなかった。
41分、深セン建帛の反撃に遭い、呂伯飛が正確なパスを送ると、李建華がペナルティエリア内でシュートを決め、前半は0-0の引き分け。
後半、思徳は攻め続けたが、深セン建帛のディフェンスは堅かった。60分、交代出場の李飛がフリーキックからゴールを決め、思徳は0-2と逆転する。しかしその直後、ジャンゴヴィッチがフリーキックからゴールを決め、1-2と同点に追いつく。
その3分後、李維豊がペナルティーエリア内でファウルを受け、ジャンゴヴィッチがペナルティースポットからゴールを決め、2-2の引き分けに持ち込んだ。
体力が落ちるにつれて試合のペースは落ち、最終的には2-2のスコアが最後まで保たれた。大連思徳はアウェーでは無敗、4敗で4位に終わった。