月6日付の中国サッカーニュースでは、山東泰山からの残念なニュースを取り上げる。この9月5日、泰山はフェライニが年内でクラブを去るという知らせを受けた。フェライニは泰山で5シーズンを過ごし、通算130試合に出場、51ゴール10アシストを記録し、2度のAFCカップ優勝と1度の中国スーパーリーグ優勝に貢献した。

フェライニの退団の理由は複雑多岐にわたるが、給料の問題が主な引き金となっている。同時に、家族を大切にするためにヨーロッパに戻りたいという思いもあるようだ。今シーズンの中国スーパーリーグはまだ7戦、AFCカップはあと2戦、AFCチャンピオンズリーグのグループステージはあと6戦残っているにもかかわらず、フェライニの退団は泰山でのキャリアの終わりを意味する。

また、退団へのカウントダウンに直面しているのが36歳のMFモイセスだ。モイゼスの契約は2023年12月末で切れると報じられているが、契約延長について泰山とはまだ合意に至っておらず、退団は必至の情勢だ。中盤の戦術システムにおいて、モイゼスの役割は極めて重要であり、チームの攻撃には欠かせない存在である。モイセスの年俸は550万ユーロとも言われ、泰山の財政難も退団の可能性を高めている。

現在の中国スーパーリーグを取り巻く環境は厳しさを増しており、正常に運営できているクラブはほとんどない。泰山が350万ユーロの移籍金でパトを獲得したのはその一例だ。モイーズとフェライニの退団により、泰山は外国人助っ人の再選抜という課題に直面することになる。

山東省のメディアによると、泰山は来年のリーグ戦とAFCチャンピオンズリーグに備え、新たな外国人選手を探し始めたという。サウジアラビアリーグでプレーしていたバダモシを獲得したと報じられている。身長1.98メートル、24歳、36万5000ユーロのブラジル人外国人で、右足を得意とし、身体の質から社会的地位まで、泰山の外国人の条件を満たしている。

ブラジル人FWバダモシが、サウジアラビアリーグ第5節のハッサムとのアウェイ戦でゴールを決めた。彼のテクニカルで戦術的なスタイルは、中国スーパーリーグの武漢三鎮でプレーする得点王マルコムによく似ていると言われている。

モイゼスとフェライニが去ったことで、バダモシは今後、泰山チームの攻撃陣の中心的存在になると思う。また、彼がパトと手を組み、チームの重要な火付け役となることも期待している。

44ヒット曲 コレクション

関連している