夜が更けた2023年8月30日19時35分、中国FAカップ5回戦の炎が同梁ドラゴンスタジアムに灯る。単なる準々決勝ではなく、中国2部の重慶同梁ドラゴンズと中国スーパーリーグの巨人、上海申花の頂上決戦だ。試合前、若々しい赤と勇ましい花をテーマにした準備活動ポスターは、まるで戦争の手紙のようで、重慶同聯ドラゴンの決意を宣言した。
ポスターには、56番トン・ジチェン、57番ワン・シーチン、55番ソン・パン、53番リ・ジェンクァンという4人の気鋭の同良ドラゴン戦士が、ホームの赤い海を守るように、しっかりとしたまなざしで挑んでいる。若いだけでなく、無限の可能性を秘めたU21の選手たち。2003年12月16日生まれの李振権は、チーム最年少の戦士だ。
今シーズン、彼らはすでにダブルヘッダーで12試合以上に出場し、相当数のゴールを挙げるなど、驚異的な強さを見せている。2002年12月18日生まれのさらに若い新星、翔裕旺はキャプテンを務めるだけでなく、フル出場20試合、12ゴール、6アシストでチームの得点王にも輝いている。
この若々しくダイナミックなチームは、湘友王のような若いキャプテンだけでなく、呉慶、趙和平、黄錫陽のような経験豊富なベテランを擁する合理的な年齢構成と最適な構成を持っている。中国BとAFCカップでの躍進は、この構成を反映している。
現在、重慶同聯ドラゴンズは中国Bリーグ第16節で無敗、13勝3分け、44得点9失点の勝ち点42で首位に立ち、1部昇格に勝ち点8差をつけている。上海申花との準々決勝に向け、全力を尽くすことは間違いない。
対戦相手の上海申花は、ウー・シーやユー・ハンチャオといった国際色豊かな選手を擁しているとはいえ、今季勝ち点42で3位と無敵ではない。特に、オール中国代表の布陣調整は、チームにとって間違いなく課題となるだろう。試合前の会見では、呉金桂も呉錫も「戦う準備はできている」と語っている。
42点対42点、この次元を超えた対話で誰が頂点に立つのか、その答えはCCTVのスポーツイベントチャンネル(CCTV5+)で生中継されるほか、多くのオンラインプラットフォームでも紹介される。