
AFCチャンピオンズリーグの新シーズンが近づくにつれ、魅力的なプレーオフマッチが目白押しだ。上海港と浙江省はAFCチャンピオンズリーグにデビューし、それぞれタイ・プレミアリーグのライバル、パトゥム・ユナイテッドとタイ・ポートに挑む。
今シーズンのスーパーリーグの覇者として、上海港が優勝候補であることは間違いない。強さと試合前の野心という点では、ホームでバトン・ルージュ・ユナイテッドに勝利することが、その棺桶に釘を刺すことになるようだ。上海港がこれほど強いのに、プレーオフにすら進めないとしたら、ファンから大批判を浴びることになるだろう!
タイ・プレミアリーグの伝統的な強豪チームであるパトゥム・ユナイテッドだが、今シーズンのリーグ戦では2戦が引き分けに終わるなど平凡な成績で、現在8位に沈んでいる。リーグ戦では本来の強さを発揮できていないものの、AFCチャンピオンズリーグへの挑戦を前に、監督や選手たちは「グループリーグを突破するためにベストを尽くす」と自信に満ち溢れている。
バトン・ルージュ・ユナイテッドは上海に早く到着し、上海港とのプレーオフに備え、すぐにトレーニングに入った。チームには7人の外国人助っ人がおり、怪我のない先発メンバー全員がチームに帯同した。主力DFのカルドソとケリッチは強さと経験を兼ね備えている。前線には北京国安出身のウズベキスタン人、セルゲイエフと「タイのリオネル・メッシ」と呼ばれるソンクラシンがいる。ソンクラシンはタイ代表と対戦したこともある柔軟性のある選手で、パトゥム・ユナイテッドに加入すればチーム全体の戦力アップは間違いないだろう。
過去の経験から、中国スーパーリーグのチームは東南アジアのチームに対して有利なことが多い。しかし、今回のバタンガス・ユナイテッドはバックラインに2人の強力な大将を擁しており、上海港が勝つのは容易ではないかもしれない。ハビエル監督は、大事な場面で試合を広げられない場合に備えて、さまざまな戦術を準備しておく必要があるかもしれない。
上海ハーバーの第一目標は、試合に勝ってグループステージに進むことだ。書類上では優位に立っていたものの、チームには2つの不安要素があった。まず、ハビエル監督は集中したリーグ戦の間、先発をローテーションしなかったため、ほとんどの選手が肉体的に疲れていた。特にオスカルとウー・レイはほぼ全試合に先発した。ハビエルはハーフタイムにリードを奪った後、先発メンバーを休ませるつもりだったが、それが裏目に出た。
第二に、ハビエルの対外援助の使い方は柔軟性に欠ける。彼は外国人助っ人に迷信を抱いているわけではないが、中国スーパーリーグで外国人助っ人を超えることができる選手はほとんどいない。今回のAFCチャンピオンズリーグでは、ピッチ上の外国人の数が5+1に増えた。 バタンガス・ユナイテッドには7人の外国人がおり、上海港にとっては脅威となるかもしれない。ハビエルはもっと柔軟に人材を使う必要がある。
試合前の記者会見でバタン・ユナイテッドは、戦力は上海港に及ばないかもしれないが、チームは十分な準備をし、相手の戦術や選手の特徴を十分に分析しており、良い結果を残せると信じていると語った。上海港のホームグラウンドは悪魔のスタジアムと呼ばれ、チームにとってはチャレンジであると同時にチャンスでもある。チームはこのような雰囲気を楽しんでいる。ファンが多ければ多いほど、会場は活性化し、選手たちはより良くなる。これは、これまでの日本での経験が証明している。
上海港にとって、気持ちをリラックスさせ、技術的・戦術的な調整をすることは別として、試合に勝つために最も重要なことは、できるだけ早く得点を挙げることだ。一刻も早く均衡を破ることは、ホームチームにとって極めて重要だ。そうでなければ、試合が後半に入ったとたん、チームのメンタルが焦り、ミスが増えるかもしれない。上海港は、タイ・スーパーリーグのチームの小さくて速い特徴に立ち向かう準備をしなければならない。
特筆すべきは、上海ハーバーが中国スーパーリーグのAFCチャンピオンズリーグ出場権をかけたプレーオフで敗退したことだ。










