
9月、杭州アジア大会では風波が押し寄せ、中国男子サッカーチームは真新しい試練に真っ向から立ち向かうことになる。昨年の世界予選以来の大陸間サッカー大会の舞台に戻る。
グループリーグの組み合わせ抽選が終わり、中国男子サッカーチームはインド、バングラデシュ、ミャンマーとともにグループAに入った。戦力ダウンとはいえ、インド、ミャンマー、バングラデシュが比較すると格が違うのは明らかだ。中国男子サッカーチームはグループステージで3勝を挙げて首位に立ち、ノックアウトステージ進出は当然の成り行きのようだ。
中国男子サッカーチームは9月19日、21日、24日にそれぞれインド、ミャンマー、バングラデシュと対戦する。この3試合はCCTVのスポーツ専門チャンネルCCTV5で19時30分から生中継される。どこにいても、ファンはテレビで熱狂を分かち合うことができる。
アジア大会はトップレベルの国際大会ではないが、中国男子サッカーチームにとって、試合に勝って自信を取り戻すことは大きな意味がある。その時、中国男子サッカーチームは全力で、最強の布陣でデビューする。現在、フォーメーションと主な布陣は基本的に固まっている:4-3-3フォーメーション、GK韓家基、DF呉少忠、姜昇龍、朱成傑と帰化選手姜広泰、MF戴偉軍、王海剣と帰化選手フェルナンド、前線は方浩、エッカーソンと濤強龍。
アジア大会のサッカーでは、各チームに3人のオーバーエイジ選手が認められている。ジュルジェヴィッチ監督は、この枠を帰化選手のために確保した。姜光泰が中国最高のセントラル・ディフェンダーになったことは明らかで、将来は代表サッカーのディフェンスの絶対的な核となるだろう。
北京国安の張勇寧が今シーズン限りで退団し、山東泰山の郭天宇が八百長問題に巻き込まれている今、ジュルジェヴィッチは帰化選手のイクソンにセンターフォワードの重責を譲るしかない。イクソンは34歳ながら絶好調で、今シーズンは成都栄城で5ゴールを挙げ、チームの主力となっている。
帰化選手のフェルナンドも絶好調だ。山東泰山では2年間プレーしていなかったが、すぐに頭角を現した。チェ・ガンヒの加入でサイドキラーが活性化。最近のリーグ戦では、フェルナンドの突破力とゴール効率の良さが印象的だ。
全盛期のフェルナンドは、抜群のスピードと突破力を持つ、ウイングでは異色の選手だった。時が経ってもなお、彼はサッカー代表に欠かせないサイドアタッカーである。フェルナンドは守備的なカウンター攻撃の戦術において重要な役割を果たすだろう。
今回のアジア大会では、ジュルジェビッチはフェルナンドを連れてくると見られている。彼が良いパフォーマンスを見せれば、フェルナンドは間違いなく世界予選のメインウイングとしてふさわしい選択となるだろう。










