
中国スーパーリーグ(CSL)第14節が7月3日夜、上海で行なわれ、山東泰山と上海海港が1-1の引き分けに終わった。ホームのアドバンテージがあったにもかかわらず、泰山は勝利することができなかった。戦いの太鼓が鳴り響く中、元上海港代表の徐欣が泰山ファンを訪れ、心からの感謝を伝えた。
シュー・シンが泰山でのシーズンを終えて港に移籍したことで、泰山のファンには波風が立ったが、試合後、シュー・シンが元チームメイトのワン・ダレイに抱擁され、一緒にスタンドを歩いたとき、ファンはかつてない寛容さを見せた。何人かのファンは、"彼は我々の重心だったよね?"と叫んだ。このシーンで、泰山ファンはシュー・シンに温かい拍手を送った。このシーンもまた、シュー・シンの涙を誘った。
シュー・シンは2021-22年の1シーズン、山東泰山でプレーしたことが知られている。広州市のチームが財政的に厳しい時期に、泰山は率先してシュー・シンを受け入れた。シュー・シンは今シーズン、22試合に出場して3ゴール2アシストと大活躍し、泰山の中国スーパーリーグ優勝に貢献した。
ところが驚いたことに、そのわずか1年後、シュー・シンは香港からのより高いオファーを理由に泰山を去ってしまった。彼はかつて泰山ファンから「裏切り者」のレッテルを貼られた。今、同窓会の機会に、泰山ファンは彼を許すことを選んだ。この心温まるシーンは、物議を醸した今シーズンの中国スーパーリーグにおいて、間違いなく感動的な彩りを添えている。










