
中国スーパーリーグ最終節、国安はアウェーで上海申花と対戦し、怪我人に悩まされ主力選手を欠きながらも1-1の引き分けに持ち込んだ。多くのファンは当初、国安の敗北を予想していたが、最終的な結果は意外なものだった。
試合中、国安は後半に強い攻撃を見せ、何度も脅威を作り出した。もし神華のGK馬鎮の英雄的なプレーがなければ、国安はアウェーで勝ち点3を獲得していたかもしれない。
国安はアンラッキーだったと言われ、後半に2度の絶好のチャンスを逃した。そのうちのひとつは、神華のディフェンダー、ヤン・シンリのミスから生まれたもので、カン・シアンユウのシュートはポストをかすめた。
もうひとつは、交代出場のFW兪大宝(ユー・ダバオ)のロングレンジシュートで、これは神華ファンのスタンドのクロスバーを直撃した。このシーンは、兪のトップストライカーの実力を示しただけでなく、彼の国安に対する忠誠心も浮き彫りにした。
特筆すべきは、この試合が于大堡にとって国安での中国スーパーリーグ199試合目だったことだ。次戦、国安はアウェーで滄州ライオンズに挑戦する。もしユー・ダバオが先発出場すれば、国安チームの新たなマイルストーンとなる。
一方、兪大宝は朴成、張錫喆とともに中国スーパーリーグで3位を占め、国安の現役選手の代表となった。神華との試合では、張錫喆も国安での中国スーパーリーグ300試合出場を達成した。
18歳で国安に入団した張錫喆は、チーム最年長ではないにもかかわらず、国安のスーパーリーグ通算300試合出場の記録を塗り替えるなど、リーグ戦で目を引く活躍を見せている。一方、于大堡は2015年シーズンまで国安に在籍していなかった。ストライカーとしてプレーしていた際に頻繁に怪我をしたため、毎シーズンフルタイムでプレーすることができなかったからだ。
国安がタイトルを獲得した2019年シーズンの大事な場面で、ユ・ダバオは負傷のため出場できなかった。ドイツ人監督のシュミットは彼をセンターバックにコンバートし、一時的な調整でそれ以来、余多宝はディフェンダーへと変貌を遂げた。試合では時折素人っぽいミスを犯すものの、それでも彼は国安の主力センターバックとなり、真のセンターバックである兪陽をベンチに押しやった。
シーズン当初、国安の孟三ヘッドコーチは于大宝とンガーデウをセンターバックとして起用したが、チームのディフェンスは穴だらけだった。ファンの猜疑心に直面したメンゾーは、ユー・ダバオをストライカーのポジションに戻すことにした。35歳のユーはスタミナに限界があるとはいえ、代役ストライカーとしては抜群の強さを持っている。
ユー・ダバオがベストフォームを取り戻し、国安でのスーパーリーグ200試合目でゴールを決め、チームに勝利をもたらすことを期待したい!










