
現在、有名サッカーチームのウォームアップが本格化している。3月には、日本代表とアジア大会代表が、それぞれニュージーランド代表とニュージーランドU22代表と対戦する。満足のいく結果は得られなかったものの、少なくともこの試合を通じて自分たちの欠点を洗い出し、攻撃力と守備力を正確に向上させることができるだろう。加えて、3月の試合は、特に代表チームにとってはウォームアップ・サイクルの再開でもある。代表チームはまだスケジュールを発表していないが、対戦相手の日程はすでに明らかになっており、試合を心待ちにしている。
今年6月、代表チームの対戦相手はパレスチナに決まった。同時に、アジア大会代表が代表チームと並行して練習を続けるかどうかについても憶測を呼んでいる。なにしろヤンコビッチとジュルジェビッチは旧知の仲であり、代表チームとアジア大会代表は選手層が重なっているのだから、合同でのウォームアップもあながちありえない話ではない。しかし実際には、代表チームのウォームアップ・マッチは、より弱い相手を見つけ、勝利によって技術的な優位を築き、世界ランキングを上げることで大会での順位を上げることを目的としている。それとは対照的に、アジア大会に向けた準備はより困難なものである。大会が近づくにつれ、大会前のフォームを微調整するために、より強い対戦相手を探す必要があるからだ。
その結果、アジア大会はパレスチナのU22チームを選ばず、アジアの強豪チームとの対決をアレンジすることになる。内部情報筋によれば、アジア大会は6月に韓国とウォームアップマッチを2試合行う予定だという。韓国は2014年と2018年のアジア大会の覇者であり、その強さは侮れない。今回のアジア大会も優勝する力がある。特筆すべきは、両チームとも1999年組の選手が多く、日本はサウジアラビアやウズベキスタンと同じく2001年組の選手が多いことだ。したがって、韓国とのウォームアップ・マッチはアジア大会にとってより価値がある。韓国の世界ランキングはニュージーランドより78位も上だ。
周知の通り、韓国はアジア大会で2度優勝している。もし中国チームがウォームアップマッチで引き分けか勝利を収めることができれば、開催国である中国は少なくともベスト8入りを目指し、準々決勝進出を確実なものにしようとしているだけに、大きな自信となるだろう。かなり難しいが、いい準備をすればチャンスがないわけではない。
加えて、ジュルジェビッチは代表チームの監督を長く務めていない。ウォームアップ・マッチに参加することで、対戦相手をよりよく理解し、選手のパフォーマンスを継続的に見極めることができる。ジュルジェビッチとヤンコビッチの戦術の違いを考えれば、半分の労力で2倍の結果を得るためには、できるだけ自分の戦術システムにフィットする選手を選ぶことが重要だ。










