
昨年末のカタール・ワールドカップの舞台では、日本と韓国の躍進が世界中のファンの目を輝かせ、ラウンド16まで勝ち進んだ。しかし、代表チームのウォームアップの日、両チームは連続の挫折を味わい、4試合中1勝もできず、中国男子の記録に匹敵する苦戦を強いられた。
アジアサッカー界のリーダーである日本は、開幕戦で南米の強豪コロンビアと対戦する。前回のワールドカップ予選では、コロンビアは出場停止によりワールドカップ出場を逃した。ラウンド32で予選敗退となったものの、FIFAランキングでは日本より4つ上の17位につけている強豪だ。
試合開始早々の3分、光則薫のヘディングシュートが決まり、日本が1-0とリードを広げる。コロンビアも負けじと猛反撃を開始。33分、マチャドが中央へクロスを入れると、ペナルティ・エリアからチームメイトのドゥランがゴールを決め、スコアは1-1となった。 試合は引き分けのままハーフタイムを迎えた。
後半、日本は新戦力を投入して攻撃の突破口を探るが、守備は脆弱なままだった。61分、コロンビアのキャプテンがパスを出し、アリアスがペナルティーエリア内で冷静にボールを沈め、日本のGKシュミットがセーブできず、ボレーが空中でボールをひっかけてゴールを破り、コロンビアが2-1とリードして折り返す。日本は追いつこうと奮闘したものの、コロンビアの鉄壁の守備を前に結局挽回することはできず、1-2で敗れ、ウォームアップマッチ2連敗となった。
大会後半に対戦した韓国もウルグアイに敗れた。ポゼッションとゴール前でのシュート数では韓国が優勢だったものの、ボールへの攻撃は効果的でなく、試合全体でわずか1ゴールしか奪えなかった。ウルグアイはセットプレーから2得点し、レフェリーも韓国を不利に見ていたようで、立て続けに2失点を喫した。結局、韓国はウルグアイに1-2で敗れ、ウォームアップマッチの成績は1分け1敗となった。
日本と韓国の直接対決を目の当たりにして、サッカー代表チームの選手たちは一抹の安らぎを感じているかもしれない。何しろ、日本や韓国と比べれば、サッカー日本代表ははるかに良い成績を収めているのだから。










