
サッカー日本代表の帰化はまだまだ終わらないようで、帰化した外国人選手が次々と衰えている。思えば、最年少帰化選手だったフェルナンドは、27歳のときがキャリアのピークだった。ウイングとして広州で17試合に出場し、5ゴール2アシストを記録。抜群の突破力とドリブルを持つフェルナンドは、順調にいけば代表チームのサイド攻撃の強力な起爆剤になることが期待される。
しかし、高い評価を得ていた帰化選手は、次第に鶏ガラと化していった。帰化手術が終わってからというもの、フェルナンドは前に進む意欲を失い、下り坂に入ったようだ。広州や代表チームでは何度もプレーへの強い意欲を見せていたにもかかわらず、実戦では苦戦を強いられている。広州では、成績不振と態度の問題でクラブから300万円の罰金を科せられ、代表ではケガで引退し、公式戦に1試合も出場できなかった。 代表チームでフェルナンドが負傷した後も、契約満了まで広州の試合を欠場し続け、ブラジルに戻ることを選んだ。アイクソン、羅国富、アランといった帰化選手と同様、彼は再び仕事を見つけることを熱望していた。しかし、アランや羅国富が新天地を見つけたのに対し、フェルナンドはそれができなかった。ブラジルでは、引退に近い生活を送り、キャリアを続ける望みはなさそうだった。 2023年3月24日、国内メディアは30歳のフェルナンドが現役復帰を希望していることを認めた。有名なメディア関係者である李平康によると、フェルナンドは山東泰山を目標に復帰する意向を示しているという。しかし、長い間、体系的なトレーニングや試合に出ていなかったため、彼のコンディションは心配だ。 フェルナンドの最後の試合は2021年5月9日、広州の石家荘永昌戦で交代出場したときで、最後にゴールを決めたのは2020年10月21日、広州の河北華夏戦で2得点を挙げたときだった。その結果、彼はトライアルで泰山に加わることになり、トライアルに合格した場合のみ正式移籍が可能となる。 また、ブロガー『レスター・シティの小狐』もフェルナンドの泰山でのトライアルのニュースを確認した。フェルナンドが再び王者タイシャンに移籍するという選択は、賢い選択であることは間違いない。中国スーパーリーグで最も安定したクラブのひとつである泰山は、伝統的な強豪でもある。やや派手なパフォーマンスではあったが、フェルナンドはCCTVのインタビューで将来の目標を強調し、中国サッカーチームに戻り、2024年のアジアカップで輝きたいと述べた。










