北京国安の移籍禁止令はまだ解除されていないが、クラブは新たな外国人選手、元ブラジル代表MFのスター・デ・ソウザを静かに迎え入れた。バークレイズ・プレミアリーグの強豪、バスコ・ダ・ガマで頭角を現したこの34歳は、21歳でヨーロッパに渡り、ポルトガルの超大手ポルトに入団した。その後、グレミオ、サンパウロなどのバークレイズ・プレミアリーグでプレーし、2014年にはその優れたパフォーマンスを買われてブラジル代表に選出された。 ![De Souza's career](https://www.ballti.com/UploadFiles/163img/20230218/20235839130021806371770.jpg) 2018年、デ・ソウザはアジアに渡り、サウジアラビアの強豪アル・アハリに加入した後、2年後にベシクタスに移籍した。しかし、昨シーズン、チームの先発メンバーの座を失ったデ・ソウザは退団を決意。まだクラブとの契約が残っていたにもかかわらず、決意を固めたデ・ソウザは早々に契約を解消し、国安と2年契約を結んだ。特筆すべきは、国安は清算金を支払わず、デ・ソウザ自身が100万ユーロ以上の清算金を負担したことである。 ![デ・ソウザが国安に移籍](https://www.ballti.com/UploadFiles/163img/20230218/20238495408021806371770.jpg) 清算金を支払うため、デ・ソウザは今シーズン、ベシクタスでの年俸のほとんどを返上したと報じられている。ベジクタスでは年俸150万ユーロを稼いでいたが、ここ2年間の経済状況の悪化により、クラブは彼に年間数十万ユーロの借りがあった。見事なことに、デ・ソウザは年俸の返還を要求せず、残っていた契約金、合計100万ユーロ以上を没収された。 デ・ソウザが国安に移籍した代償は大きかった。34歳とキャリアの終盤にさしかかったデ・ソウザだが、ここ数シーズンの活躍はいまだ目を見張るものがある。ミッドフィルダーとしてのデ・ソウザは、強力なスティール能力とインターセプト能力、優れたフットワーク、広い視野を持ち、チームの前後を効果的につなぐことができる。加えて突破のセンスも鋭く、しばしば相手ペナルティエリアを突破し、長距離シュートで相手ゴールを脅かす。 デ・ソウザは標準的なB2Bのミッドフィルダーで、国安のMFアウグストに似たスタイルだ。怪我さえなければ、中盤の攻守の核となり、国安の新たなプライドを支える存在となる可能性は十分にある。中国スーパーリーグ全体のレベルが低下し、多くのクラブが大物外国人を獲得するのが難しくなっていることを考えれば、デ・ソウザの強さは中国スーパーリーグの新シーズンでトップMFになることが期待される。中盤の新たな核の下、新社会人システムで開花する国安に期待しよう。

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