
ご存知のように、昨シーズンの中国スーパーリーグは未曾有の苦境に立たされ、多くのクラブが財政難に陥り、賃金滞納の問題が長く尾を引いた。
こうした深刻な財政問題はチームの成績に直接影響し、それは昨シーズンの河北に象徴される現象だった。クラブ改革の停滞により、河北の運営資金はほぼ底をついた。
そんな中、河北の主力選手がチームを去り、残ったのはベテランと若手のラダープレーヤーのみ。このような布陣では、河北チームのリーグ戦の成績は楽観できない。
河北は、スーパーリーグ史上最長の連敗とサッカー協会からの減点で、7節早くセ・リーグ1部に降格した。河北は中国スーパーリーグ史上最低の勝ち点マイナス3で昨シーズンを終えた。
しかし、河北の前身である河北華夏幸福は7年前、数十億ドルを投資して中国スーパーリーグで最もリッチなクラブだった。当時、張成東、趙明健、任杭といった地元選手が高額移籍金で "ミスター億万長者 "となった。
しかし、金満フットボールの短期的な繁栄は持続できない。いったん金融の連鎖が切れると、チームの成績はジェットコースターのようになる。過去2年間に河北に起こったことは、この現象の最たる例である。
さて、河北チームの解散は時間の問題のようだ。しかし、最近のサッカー協会の新方針が河北に好転をもたらし、新シーズンから国内プロサッカークラブの移転制限が自由化されるとの噂もある。
深センのサッカー担当記者がソーシャルメディアで明らかにしたところによると、深センへの移籍を計画している中国のクラブがあり、中国スーパーリーグに降格したチームを含め、複数のクラブが深セン市スポーツ局にアプローチしているという。
周知のように、昨シーズンの中国スーパーリーグでは3つの降格チームがあったが、武漢長江は広州チームの解散を発表し、深センに移籍することは現実的な意味をなさない。したがって、この深センスーパーリーグ降格チームに移動する意図は、河北チームである可能性が高い。
深センのチームと比べると、河北のチームは地元の選手が全体的に強く、莫大な負債を背負っているわけでもない。したがって、河北が深センのチームを救うよりも、深センに移籍して中国1部リーグに復帰する方が現実的だと思われる。
もちろん、深圳スポーツ局が最終的にどのような選択をするかによって、深圳に中国スーパーリーグのチームを残すのか、それとも新たなチームを招き入れ、ファサードを支えるのかが決まる。










