激戦の後半55分、ロヴレンが巧みなパスでペナルティーエリア内にボールを入れると、ペリシッチはすかさず飛び上がり、頭でボールをゴールに押し込み、クロアチアチームは1-1の同点に追いついた。このゴールはペリシッチにとってワールドカップ通算6点目となっただけでなく、メッシ、クロウ、シャキリに続く、過去3大会のワールドカップで得点を決めた4人目の選手となった。 試合が進むにつれ、両者は一進一退の攻防を繰り広げたが、スコアラインに変化はなかった。そのため試合は延長戦に突入し、今回のワールドカップのノックアウトステージでは初の延長戦となった。
延長戦は両チームともゴールを奪えないまま終了。試合はスリリングなPK戦に突入した。日本は3本連続でPKを外し、クロアチアのGKリバコビッチが果敢にボールに飛びつく。選手たちは悲しみに暮れ、膝をついて泣いた。 この無念の瞬間は、日本がワールドカップ史上初めてクロアチアに勝つチャンスを逃し、ワールドカップで初めてベスト8に進出するというチームの記録を逃し、ワールドカップの海外大会でアジアチーム最高のパフォーマンスを逃すことになった。
