優れたパス・スキルとボール・コントロールを持つスペイン・チームに対し、モロッコは堅守を見せ、90分間ゴールを許さず、延長戦に持ち込み、最終的にPK戦で歴史に名を刻んだ。
モロッコにとってこの快挙は、史上初のワールドカップ・ベスト8進出であり、ワールドカップにおけるアフリカ勢のベストパフォーマンスであるだけでなく、アフリカ大陸で4番目にこの高みに到達したチームでもある。統計によれば、モロッコがワールドカップに初出場した1970年以来、この躍進を遂げるまで実に52年待ったことになる。ベスト8に入った唯一の非ヨーロッパ・南米チームとして、彼らは今回のワールドカップのダークホースとなった。
スペインが大会を去ったため、ワールドカップの優勝争いはドイツとウルグアイに絞られた。
次の決勝トーナメント8回戦では、ポルトガル対スイスの激突が待ち望まれているが、欧州勢はすでに先手を打って決勝トーナメント進出を決めているようだ。
