
スペインの予想外の敗退により、モロッコがワールドカップのベスト8に進出した。このことは、ワールドカップにおけるアフリカ勢の新たな幕開けとなっただけでなく、モロッコが史上4番目のベスト8入りを果たしたアフリカ勢となったことを意味する。2010年、アフリカ勢はワールドカップで初めてこの偉業を達成し、当時の監督であったレグラ・グエは、ワールドカップでチームをベスト8に導いた初のアフリカ人監督となった。
試合が終わると、選手たちはGKブノウを高く持ち上げて勝利を祝うと、モロッコ・チームは一瞬にして沸騰した。さらに、遠路はるばる駆けつけてくれたモロッコのファンの熱い応援と絶え間ない声援に感謝の意を表すため、チームも一斉にひざまずいた。
国内のファンにはあまり馴染みのない北アフリカのチームだが、ワールドカップの舞台ではあまり注目されていないようだ。しかし、前世紀にモロッコの男子サッカーチームが中国と対戦し、2連勝(1勝1分け1敗)したことは特筆に値する。1977年、モロッコは「万里の長城杯」大会に招待され、代表チームに2-3で敗れたが、翌年再び招待され、3-3の引き分けに終わった。
時は流れ、40年が過ぎ、中国男子サッカーチームはアジアの三流に落ちぶれ、20年連続でワールドカップ決勝進出のチャンスはない。一方、モロッコはアフリカサッカー界で頭角を現し、初めてワールドカップ8強入りした。両チームの実力差はますます広がっているようだ。










