夜が明け、北京国安は中国スーパーリーグ第26節で広州市と対戦した。この90分間の戦いで、国安は消耗したメンバーにもかかわらず、張雨寧と姜祥業をキープレーヤーとして2-1で勝利した。広州市の外国人FWギレルメも負けじとゴールを決めた。 試合開始早々、広州市の外国人助っ人ギレルメが国安のペナルティエリア内で倒れ込み、王志明が衝動的な動きで大きなミスを犯しそうになった。しかし、国安はすぐさま反撃に転じ、4分には張勇寧のヘディングシュートで均衡を破り、今季16点目を挙げた。 試合が進むにつれ、国安は徐々に優位に試合を進めるが、広州は李ティシアンらを中心に鋭いカウンターを仕掛け、少ないながらも脅威的なシュートを放つ。24分、国安の外国人助っ人、江翔耀のゴールが決まり、国安は2点リードでドレッシングルームに入った。 試合は54分に再開されたが、国安のセンターバック、兪大宝がファウルによるレッドカードで退場となり、チームは一瞬にしてスタメンが1人少なくなった。しかし、国安は慌てることなく、本来センターバックとしてプレーしたかった張成東を下げ、巧みに布陣を調整した。 続く試合、国安は1人少ないことでやや消極的になったが、広州恒大のギレルメとカルドナの攻撃力は効果的に抑えられた。67分、国安はセンターバックの白楊を交代で投入し、守備を強化。試合終了間際、交代出場の曹永静がペナルティーエリア内でハンドのファウルを受け、ギリェルメがペナルティーエリア内からゴールを決め、広州市が勝ち点1を手にした。 結局、国安が2-1で辛くも勝利し、勝ち点を46に伸ばしてリーグ4位に浮上した。この勝利はサスペンスとドラマに満ちており、国安の選手たちの逞しさと賢明さを示していた。
