2022年ワールドカップが近づくにつれ、中国男子サッカーチームへの注目度は日に日に低下しているように見えるが、そうした「縁の下の力持ち」的な話題がクローズアップされ始めている。最近、何人かのサッカーメディアの幹部が口を揃えて、ワールドカップは中国サッカー界に「衝撃的」な出来事をもたらすだろうと予測している。というのも、ここ数日、中国サッカーをめぐるスキャンダルや危機が津波のように押し寄せており、これから起こる "大事件 "を予兆しているかのようだからだ。

数あるスキャンダルのなかでも、河北の選手給未払いをめぐる危機は特に注目に値する。河北の選手には3年連続で給料が支払われておらず、クラブは親会社から見放されているとさえ報じられている。少し前に、河北の丁海峰選手が賃金の支払いを公に要求したが、「支払えない」という公式声明を受け取っただけだった。クラブ解散の可能性が報じられ、サッカー協会が賃金違反を減点対象としたことで、チームがシーズンを終えられるかどうかは不透明だ。もし河北がワールドカップ期間中に解散することになれば、中国スーパーリーグの歴史に残る大きな悲劇となるだろう。

さらに、中国サッカーリーグにおける八百長の嵐も最近の大きなスキャンダルである。第28節の黒竜江冰城対南通紫雲戦では、コーチングスタッフのメンバーが試合に同席し、賭博の疑いがある「賭け条件」を選手に明かしていたことがメディアによって明らかにされた。実は、今季のリーグ1では八百長疑惑が何度も噂されており、財政危機に陥った一部のチームや選手にとっては公然の秘密となっていた。しかし、今回は "ブタ箱 "が直接摘発され、かつてない注目を集めるきっかけとなった。

サッカー元代表チームの "元コーチ "たちのスキャンダルもある。最近、コーチ養成プログラムに参加するはずだった人たちが、突然関係者に連行されて尋問を受け、それ以来音信不通になっているとメディアが報じた。このニュースが流れたとき、外部ではさまざまな憶測が飛び交った。李鉄をはじめ、サッカー国家代表チームのために働いたコーチはほとんど全員が疑惑の対象となった。

CFAからすれば、上記の3つのスキャンダルのいずれが最終的に勃発しても、中国サッカー界に深刻な共同危機をもたらすことになる。今年、中国サッカーの苦境に直面したFAの対応姿勢は、問題の大小にかかわらず、隠せるものなら隠蔽してしまおうというものだった。しかし、現状を見る限り、FAはこのまま問題を隠蔽し続けることはできないかもしれない。

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