夜が更けた20日、2021-22シーズンのリーガ・エスパニョーラ第29節が北京で再開され、エスパニョールがホームスタジアムでマジョルカを1-0で辛くも破った。前半41分、カウンターからダルデルが巧みなアシストを決めると、デ・トマスが個人技を生かした華麗な独走ゴール。呉磊(ウー・レイ)は出場リストに名を連ねていたが、残念ながら出場機会を得ることはできなかった。

呉磊は今季も交代要員としてプレーしており、ここ3試合はいずれも交代出場の機会があった。出場時間は限られているものの、彼のプレーポジションは、以前連続ベンチ入りしたときと比べると、かなり向上している。特筆すべきは、マジョルカには久保建英やイ・ゴンジンといった日韓のスター選手がいることだ。

エスパニョールとマジョルカはともに、今シーズンのリーガ・エスパニョーラ昇格チームである。現在、エスパニョールはリーガ・エスパニョーラで12位、降格圏との勝ち点差は9なので、当面は降格の心配はない。一方、マジョルカは16位、降格圏との勝ち点差はわずか2なので、降格のジレンマを早急に解消する必要がある。両チームは今シーズン2度対戦しており、エスパニョールはリーガ・エスパニョーラ、マジョルカはコパ・デル・レイでそれぞれアウェイで敗れている。エスパニョールは今度こそホームに戻り、マジョルカにリベンジを果たしたいところだ。

試合は5分、デ・トマスがボックスの外からシュートを放つが枠を外れる。9分、アンヘル・ロドリゲスがボックス内に侵入し、カブレイラに押し倒された。VARシステムにより、主審はジャウマ・コスタがファウルを犯したと判断し、イエローカードを提示した。

15分、マジョルカのコーナーキックをヴェダト・ムリッチがヘディングでつかむが、高すぎてディエゴ・ロペスに没収される。24分、スペインは右サイドから反撃を開始し、エンバルバがボックス外で2人のDFをかわしてクロスバーを越えるシュートを放つ。

41分、スペインは反撃の狼煙を上げる。インゲリ・エレーラが裏へ抜け出し、ボールを持ったダルデルが一気に突破、アジャストして正確なアシストを送ると、デ・トマスがペナルティエリア手前からシュートを押し込んで1-0!

前半は1-0でスペインがマジョルカをリードして終了した。後半、スペインは負傷したディエゴ・ロペスに代えてオイエルをGKに起用した。49分、コーナーキックからセカンドチャンスを得たマジョルカが外からロングシュートを放つが、これはオイエルに防がれる。54分には、裏へのロングパスからデ・トマスが左サイドからワンツーでペナルティエリア手前まで攻め込んだが、シュートはセルヒオ・リコに阻まれた。

62分、スペインは正面でセットプレーを得ると、エンバーバがポストを直撃するPKを獲得。66分、サルバ・セビージャの左からのクロスをアヴドン・プラッツが頭で合わせるが、オイエルにブロックされる。78分、クカイヨンの右からのクロスをペナルティエリアの外からサルバ・セビージャが頭で合わせるがバーの上。

スペインは86分、ゴールを決めたデ・トマスに代えてモロンを投入。

結局、試合はフルタイムで終了し、エスパニョールがホームでマジョルカに1-0で勝利した。

エスパニョール先発メンバー:13ディエゴ・ロペス(46'1-オイエレ)、12オスカル・ヒル、5カレロ、4カブレラ、3ペドロサ、20バレ(55'6-モラネス)、25インジェリ・エレーラ、10ダデル、19ビレーナ(54'22-アレックス・ビダル)、23-エンバルバ(71'21-メラメデ)、11-デ・トマス(86'16-モロン)

マジョルカのスターティングメンバー:25セルヒオ・リコ、2ジョバンニ・ゴンザレス、18ジャウマ・コスタ、21アントニオ・ライロ、24マルティン・バルヘンテ、10アントニオ・サンチェス(60'8サルバ・セビージャ)、12イドリッスー・ババ(82'34ラブレズ-ラブレス)、14-ダニー・ロドリゲス、19-ガンギン・リー(60'17-久保建英)、7-ヴェダト・ムリッチ、22-アンヘル・ロドリゲス(46'9-アヴドン・プラッツ)

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