最近、中国スーパーリーグ(CSL)の強豪がアジアチャンピオンズリーグ(AFC)に出場するため、クリーンな若手チームを海外に派遣するのではないかという噂が飛び交っている。北京青年報』の記者によると、中国スーパーリーグとサッカー協会カップのダブルチャンピオンである山東泰山は、今シーズンもダブルチャンピオンを死守することを目標の中心に据えているという。AFCチャンピオンズリーグでは、東南アジアで戦うために、トップチームの選手と若手選手を混ぜてチームを作るかもしれない。当分の間、中国スーパーリーグ(CSL)のほとんどのチームは「CSLのポジションにこだわる」ことを好んでいるようだ。

しかし、もし中国スーパーリーグ(CSL)が今シーズンのAFCチャンピオンズリーグを「戦略的に放棄」するようなことになれば、アジアサッカー界におけるCSLの地位が影響を受ける、あるいは大打撃を受けることは必至だ。最新の2022年AFC加盟協会(リーグ)テクニカルポイントランキングによると、中国スーパーリーグはAFCでそれまでのトップの座から10位に転落し、香港プレミアリーグにさえ抜かれている。ベトナムのリーグはそのすぐ後ろに続いている。その理由は、昨シーズン、中国スーパーリーグのチームがAFCチャンピオンズリーグに対応するために「セカンドチーム」や「ユースチーム」を派遣し、全敗を喫したことにある。

疫病の影響により、AFCは加盟協会のプロリーグの2020年シーズンのAFCチャンピオンズリーグの結果をランキングの基礎に含めなかった。しかし、昨シーズンからAFCは関連ポイントルールの厳格な施行を再開した。今年1月のAFC試合委員会の決議によると、今後のAFCチャンピオンズリーグの出場権配分は「1年単位」で実施される。2019年末を例にとると、AFCは2021年と2022年シーズンのAFCチャンピオンズリーグ出場枠を、前2シーズンの各協会プロリーグのランキングポイントに基づいて配分することになり、中国スーパーリーグはこの旧方式のおかげで、今シーズンのAFCチャンピオンズリーグ出場枠「3+1」を維持することができる。しかし、新方式によれば、AFCは2019年から2022年までの4シーズンの結果に基づいて、2022年末に加盟協会(リーグ)の順位を決め直し、その順位状況に基づいて2024年シーズンのAFCチャンピオンズリーグ出場枠の配分結果を決定する。2023年末までに、AFCは同様の基準で2025年シーズンのAFCチャンピオンズリーグ出場枠の配分結果を確定する。

注目すべきは、香港プレミアリーグが中国スーパーリーグよりも上位にランクされていることだ。スーパーリーグにとって恥ずべきことに、この躍進はスーパーリーグのチームから勝ち点を奪うことで達成された。例えば、香港の傑志は昨シーズンのAFCチャンピオンズリーグ・グループステージで広州を2度破っている。また、タイ、マレーシア、ベトナムなどの加盟協会がAFCチャンピオンズリーグのグループステージ開催に積極的に立候補しており、それぞれのサロンチームがAFCチャンピオンズリーグのホームアドバンテージを活かして突破口を開くことが期待される。

その前に、ベトナムはトップ12で初めて中国を破り、中国サッカー界に恥をかかせた。そして、中国スーパーリーグのチームが昨シーズンのAFCチャンピオンズリーグの戦略を続ければ、新しいAFCチャンピオンズリーグのシーズンで東南アジアのサロンチームに屈辱を味わわされる可能性があり、中国スーパーリーグの順位表のさらなる凋落は避けられないだろう。

なお、AFCは近年、AFCチャンピオンズリーグの成績と加盟協会の代表チーム(ナショナルチーム)の世界大会での成績を厳密に区別している。そのため、AFCチャンピオンズリーグでの中国スーパーリーグの成績が、その後の代表チームの世界大会の成績に影響を与えることは、一般的にはほとんどない。CSLとそのサロンチームにとって、AFCチャンピオンズリーグとリーグ戦のトレードオフは難しいものだ。しかし、中国代表チームの全体的な技術レベルの低さを考えれば、たとえ中国スーパーリーグのチームがフルメンバーでAFCチャンピオンズリーグに出場したとしても、その年の海外からの重鎮の支援がなければ、違いを生み出すことは難しいだろう。代表チームの惨憺たる成績が続く中で、国内サッカー界は「自国リーグで頑張る」というこれまでにない意識を持っている。その観点からすれば、たとえAFCチャンピオンズリーグの断念が痛手、あるいは激痛をもたらすとしても、サロンや関係者は食い下がる必要がある。

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