2021年末を迎え、中国サッカー界は暗雲に包まれている。トップ12での代表チームの成績が振るわないだけでなく、国内の中国スーパーリーグも苦戦を強いられている。北京青年報』によると、トップ12の代表チームのホームスタジアムの問題がまだ解決されていないため、リーグは来シーズンの開幕が遅れる恐れがあるという。
本来、サッカー協会が発表した第2期リーグ戦の日程は、同年12月1日から翌年1月3日までで、その間に最終8回戦が行われる予定だった。しかし、11月に開催されるサッカー日本代表のホーム大会が未定となっている現在、このまま海外での開催が続けば、大会は間違いなく延期となり、外国籍選手が帰国後に孤立するなどの影響が相次ぐ可能性がある。
一方、中国スーパーリーグでは多くのチームが存続の危機に直面している。フットボール・デイリー』紙によると、現在窮地に立たされている広州を除けば、河北をはじめとするチームの危機はまだ脱していない。クラブの持ち株改革はまだ保留中で、チームはAFCカップに向けて準備を進めているものの、トップチームの先発メンバーの何人かはまだチームに戻っていない。
また、未払い賃金の程度もさまざまなチームが多数あるため、今後のスケジュールがどうなるのか、シーズン途中で脱落するチームが出るのか、不透明な部分もある。