サッカー戦争はベトナムの国境にまで及んでいる！地元ベトナムの報道によると、来るトップ12トーナメントを前に、ベトナムサッカー界は多くのハイレベルな選手を帰化させるべく動き始めたという。その中で、チェコにルーツを持つベトナム生まれの選手、フィリップ・グエンが有力なターゲットに挙げられている。1992年生まれのこのゴールキーパーは、チェコリーグで長年プレーし、100試合以上の経験を持ち、ファンからベストゴールキーパーとして表彰されている。
フィリップ・グエンはチェコリーグでスター選手として活躍しているだけでなく、チェコ・ゴールデンボール賞にもノミネートされている。2019年には正式にベトナム国籍を取得し、ベトナム代表の資格を得た。昨年はUEFA大会に出場するチェコ代表に招集されたが、伝染病のためプレーできなかった。この機会にベトナム代表としてプレーし、力を示すチャンスを得る。
フィリップ・グエンとチェコ・リーグとの契約は来年夏に切れると言われており、その時に興味のあるチームと交渉する機会が与えられる。現在、2つ以上のベトナムリーグのチームがこのゴールキーパーの獲得に興味を示している。ベトナムのチームがこのキーパーの獲得を検討している理由のひとつは、スターキーパーのダン・バン・リンの調子が悪く、トップ40のステージに参加できず、Jリーグでのプレー時間も短くなっていることだ。
それでもベトナム代表ヘッドコーチは、ダン・バン・リンがチームに復帰できることを望んでいる。ダン・バン・リンがチームに復帰できるかどうかは別として、フィリップ・グエンを招集するのは間違った選択ではないだろう。フィリップ・グエンと同じく、ダン・バン・リンもロシアの血を引く混血選手である。これは中国チームにとって、来るべき試練に備えるために、新しいゴールキーパーの長所と短所をもっと知るための警鐘である。
