初ゴールを決めた情熱的な尹晶煥(写真左から3人目)は喜びを爆発させていた。この瞬間を長江日報記者の馬完勇がカメラに収めた。
長江日報
5月11日の夜、武漢の五輪体育中心で2021年中国リーグ1部第4節の火ぶたが切られた。武漢三鎮は今シーズン3勝目を挙げただけでなく、瀋陽市を3対1のスコアで下し、セ・リーグ順位表の3位に浮上した。
武漢三鎮はセ・リーグの新勢力として、開幕戦では驚異的な強さを見せ、2連勝で一時は首位に立った。しかし、前節の貴州戦ではまさかの敗戦を喫し、5位に転落。瀋陽市との対戦となる今節、三鎮チームの士気は高く、ホームで勝ち点3を獲得し、前節の雪辱を晴らそうと意気込んでいる。
この試合、武漢三鎮は中盤のメンバーを変更し、鄧卓翔がキャプテンの腕章を巻いて先発出場した。試合序盤、互いに激しい攻防を繰り広げ、瀋陽市チームが先制し、武漢三鎮もすぐに応戦した。17分、ロン・ハオの前方への突破からオグブがワンタッチでチャンスを作るが、残念ながらオグブのシュートは弱く、瀋陽のGKに防がれた。33分、ペナルティエリア内からのレン・ハンのシュートはわずかにクロスバーを越えた。
武漢三鎮の努力は39分に報われた。鄧卓翔がフリーキックを得ると、瀋陽のディフェンスがミスを犯し、段雲子がゴール外からシュートを放ち、オグブがゴール前で巧みなタッチを見せたが、瀋陽のディフェンダーに体を張ってブロックされた。間一髪のところで尹晶煥が追加点を挙げ、ついに均衡を破った。
後半に入っても武漢三鎮の勢いは止まらない。試合開始わずか4分、ロン・ハオが正確なパスを出すと、オグブが簡単にボールを押し込み、2対0。瀋陽市もあきらめず、55分、コーナーキックからヘディングシュートを決め、1対2とスコアを縮めた。 終了間際、交代出場のルオ・センウェンが反撃のチャンスをつかみ、冷静なワンタッチシュートでボールをゴールに押し込んだ。結局、武漢三鎮は3対1で瀋陽市に勝利し、今季3勝目を挙げた。