北京時間5月4日夜10時、待ちに待った中国スーパーリーグ第3節、北京国安対大連仁の一戦が幕を閉じた。後半わずか2分、MF張錫喆のヘディングシュートとキックが決まり、北京国安は2対0で大連仁を下し、今季初勝利を挙げた。一方、大連仁は中国スーパーリーグで初めて3連敗を喫し、3試合を終えて1点も取れず、中国スーパーリーグで唯一無収入のチームとなった。
この試合前、北京国安は2連敗を喫し、ビリッチ監督は解任の危機を感じていた。大連との3回戦で、北京国安は勝ち点を獲得する貴重なチャンスを得た。過去6回の対戦で、北京国安は全勝し、平均得失点差は2点以上。
試合中、北京国安はスローペースながら、伝統的な速く柔軟なプレースタイルを続けた。これが大連の堅い守備陣形と相まって、前半は互いに得点を奪えず、0対0の引き分けに終わった。しかし後半、国安の攻撃の核であり、代表チームの主力アタッカーでもある張迅哲が雄叫びを上げ、ヘディングとキックで2分間で2得点を挙げ、チームを勝利に導いただけでなく、チームを救い、ビリッチ監督を安堵させた。
3連敗中の大連仁は、ラファエル・ベニテス監督率いるユース・ストームの戦術を何賽監督が継承。今季は直接降格の可能性はないものの、何賽監督がチームを率い、3連敗を喫したとはいえ、その地位は揺るぎない。
そして明日の夜、中国スーパーリーグ第3節、上海ダービーが行われる。現在、神華とハーバーはともに2勝2分けの勝ち点6。明日の夜の直接対決で、今季中国スーパーリーグ初の3連勝チームが誕生するかもしれない。