中国スーパーリーグ(CSL)の移籍シーズン最終章が4月12日に開幕し、広州では新シーズンに向けての各チームの決起集会が行われた。
補強戦略という点では、まずKリーグMVPの孫俊鎬を獲得し、次いでJリーグから若きブラジル人得点源レオナルドを探し出し、フェライニとともにチームの真新しい外国人助っ人布陣を構成した。昨シーズン、ポルトガルにレンタル移籍していたデルガドもチームに戻ってきたが、外国人登録しかできないため、リストに入れれば外国人枠も占めることになる。
2017年以降、泰山チームは4年連続で中国スーパーリーグに地元選手を投入していないが、今年は状況が大きく異なっている。石柯(シー・ケー)、徐欣(シュー・シン)、季翔(ジー・シャン)といった強力な国際的選手がチームに加入し、この一連の補強は低投資を背景にチームに的確な補強をもたらしたが、一方でこうした投資回収は過去に比べれば有利なものとなっている。
人材流出の面では、内部競争の激化に伴い、多くの選手が新シーズンに移籍する道を選んだ。ヤオ・ジュンシェンは浙江へ、リ・ソンイは金門タイガースへ、リウ・チャオヤンはセントラル・リーグの成都栄城へ、ファン・ハオとリン・グオユウは武漢へ、チェン・プーは河南松山龍門へレンタル移籍した。また、ウー・レイはセントラルリーグの南京城でプレーする。さらに、ハンガリー人センターバックのカダーは、移籍期限日に天津金門湖へレンタル移籍した。
一方、現在ブラジルにいるゲデスとモイゼスは、第1フェーズの序盤には戻らないことが確認されている。以前、泰山は欠員を埋めるために中盤の選手を獲得する計画を立てていたが、時間的な制約から、この目標も今回の移籍市場では実現できなかった。