4月7日未明、国際サッカー連盟(FIFA)は2021年4月のナショナルチーム・パワー・ランキングを発表した。男子サッカー中国代表は75位から77位へとやや順位を下げたが、総得点は1322.96点と堅調で、アジアでの順位は9位と変わらず。一方、アジアランキングでは日本が首位をキープし、総合ランキングではベルギーが首位をキープしている。
FIFAが2021年に発表する男子代表チームのランキングはこれが2回目で、前回のランキングが発表された2月18日から40日あまりの間に、世界のサッカー界で185試合が行われた。しかし、中国代表チームは国際Aマッチには参加せず、中国スーパーリーグのチームとウォームアップ・マッチを行った。そのウォーミングアップマッチで、李鉄監督率いる代表チームは河南松山龍門に2-0、山東泰山に3-0で勝利し、ウォーミングアップマッチ8連勝を飾った。
しかし、これらのウォームアップ・マッチはFIFA Aマッチとして認定されなかったため、代表チームの得点は1322.96点で止まったままだった。この得点は昨年初めから変わっていない。それにもかかわらず、サッカー代表チームの総合順位がわずかに下がったのは、主にカーボベルデ諸島やオランダ領キュラソーなど、後順位のチームがサッカー代表チームをはじめとする多くのチームに抜かれたためである。サッカー日本代表は2つ順位を下げて77位となった。
にもかかわらず、ナショナル・フットボール・リーグ(NFF)は、日本、イラン、韓国、オーストラリア、カタール、サウジアラビア、イラク、アラブ首長国連邦(UAE)に次いで、アジアで9位にとどまっている。シリアはアジア10位にもかかわらず、ワールドカップ・アジア予選のグループAではサッカー代表チームを上回った。最近、国内の混乱に苦しんでいるシリアは、40チームによるトーナメントで5戦5勝でグループをリードしている。一方、サッカー代表チームは2勝1分け1敗で、5試合しかしていないフィリピンと勝ち点7で並んでいる。
総合順位では、ベルギーが3ポイントを追加し、1,783.38ポイントで2018年9月から首位をキープし続けている。フランス、ブラジル、イングランド、ポルトガル、スペインも2位から6位までそれぞれの順位をキープしている。イタリアは17ポイントを獲得して順位を3つ上げ、アルゼンチンをわずかに上回る7位につけている。ギニアビサウは11ランクアップの108位、モザンビークは9ランクダウンの115位。FIFAは次回5月27日にランキングを発表する。