青島西海岸は開幕からダークホース的な存在で、最初の4試合で2勝1分け1敗。アウェーで上海申花を破ったが、それも束の間の栄光だった。その後の17試合でわずか2勝しか挙げられず、あっという間に降格圏に転落し、黒崎久志監督の退任は避けられなかった。
黒崎久志の後任には、80歳の元国際代表監督、邵家毅が就任した。サッカー界では並外れた経歴の持ち主だが、コーチとしてはまったくの新人。プロコーチの資格は届いたばかりで、日本代表のアシスタントコーチの経験もあるため、クラブコーチの鞭を握ることはできない。鄭芝のバックアップに過ぎず、鄭芝が間に合わなければ、邵家毅がセカンドチョイスになるという憶測もある。
ショウのデビュー戦となったホームでの滄州ライオンズ戦は、1対1の引き分けに終わった。
北京国安は常に優勝争いの信念を主張してきた。たとえ現実には難しくても、この精神は常にチームを鼓舞してきた。今シーズン、優勝争いの夢は破れ、3位争いの望みは薄いが、1位を追い求める精神は衰えていない。ホーム最終戦の上海申花戦では、相手が勝たなければ優勝の夢は完全に打ち砕かれる。結局、国安は工天体育館で2:1の逆転勝利を収め、タイトルの望みを守った。
中国スーパーリーグの最新順位表では、青島西海岸は22試合で4勝6分け12敗、勝ち点18、順位は下から2番目。降格圏との勝ち点差は1しかなく、残留には勝利が必要だ。一方、北京国安は22試合で12勝4分け6敗、勝ち点51で4位。3位の成都栄城とは勝ち点11差だが、4位でシーズンを終えたいところだ。
青島西海岸の最近の調子は不安定で、ここ4戦は1勝2分け1敗。北京国安も浮き沈みが激しく、ここ4戦は2勝2敗。ホームとアウェイの成績に大きな差があり、ホームでは2勝、アウェーでは2連敗を喫している。
両チームは過去に2度対戦しており、昨年のAFCカップ1/8決勝では青島西海岸がホームで1対4で北京国安を破り、今季の中国スーパーリーグ第7節でも国安がホームで4対1で青島西海岸を破っている。北京国安は強いが、アウェーでの成績が悪く、チームのパフォーマンスは不安定だ。