緊迫した激しい延長戦のプロローグで、イングランドのトニーが正確なヘディングパスとケインのアシストで2-1のスコアで逆転勝利に成功し、逆転優勝を果たしただけでなく、ベスト8進出も決めた。サウスゲイト監督は、イングランド代表監督就任以来4度目となる主要大会でのベスト8進出にチームを導き、素晴らしい成績を残している。
一方、ジョージア対スペインの試合も行われた。
両チームがユーロの舞台で対戦するのは今回が初めて。昨年の欧州予選では、スペインがホーム&アウェーでグルジアに2連勝し、1試合平均5ゴールを挙げるなど、攻撃力の高さを見せつけた。 試合は開始早々、スペインがテンポよく主導権を握り、ハーフコートでの攻防となった。10分、スペインのコーナーキックからカルバハルがゴールに迫ったが、キーパーのママダシュビリにはじかれた。グルジアが逃げ切った直後、カカバゼのピンポイントパスがレノルマンのオウンゴールを誘い、グルジアはいきなり反撃に転じ、1-1の同点に追いついた。 試合が進むにつれ、スペインの攻撃は鋭さを増していく。ヤマルからの正確なパスをファビアンがとらえ、2-1とすると、グルジアの後方からのパスミスから、ヤマルがボックス内で好機を逃す。スペインは75分、ニコ・ウイリアムズがボックス内で強引に突破し、リードを3-1に広げた。83分には交代出場のオルモが追加点を挙げ、スペインが4-1の勝利を収めた。
今回の欧州カップでは、スペインが4試合連続ゴールで逆転に成功し、チーム史上9度目となるベスト8進出を果たした。次戦は開催国ドイツとの対戦で、勝者が準々決勝に進出する見込みだ。