凡庸なスコットランドとハンガリーとのグループリーグ開幕戦では、ドイツ代表は卓越した運動量を武器に、相手に一歩も引かせることなく2連勝、計7ゴールを奪ってノックアウトラウンド進出を決めた。しかし、第2ラウンドでスイスと対戦したときは話が違った。スイスの選手たちはインタビューで、ドイツに敬意を払わず、簡単にはポゼッションを譲らないと語った。
試合経過から判断すると、ザカは口先だけではなかった。前半、ザカはフィールド中央でドイツのクロースと競り合い、スイスのリードに貢献した。ドイツが同点に追いついたのは後半終了間際のことで、ホームの観衆は安堵した。試合後の統計によると、ドイツは試合を通して66パーセントのボールポゼッションを見せ、18本のシュートを放った。結局、ドイツは2勝1分けでグループAを首位で通過した。