しかし、ドイツはベストメンバーを揃えていたにもかかわらず、まるで夢遊病にかかったかのようなプレーを見せた。一方、スイスはゴールに飢えており、攻撃も守備も良かった。
ムシアラからのピンポイントのダイレクトパスを受けたギュンドアンが素早くボールに飛び込むが、ボールをキープできない。ハヴェルツのヘディングシュートはキーパーにはじかれ、さらにシュートを打たれたが、ディフェンスに阻まれた。その後、アンドリッチがボックスの外からシュートを放ちネットを揺らしたが、このゴールはボックス内でムシアラがファウルを犯したとしてVARにより判定された。30分には、フルーラーがピンポイントクロスを送り、ンドイェがヘディングシュートを決めた。
交代後、ドイツは何度もゴールを脅かしたが、いずれもゴールには結びつかなかった。ムシアラのシュートは防がれ、ギュンドアンのシュートは枠を逸れ、ゴール前のキミッヒの好機はGKに阻まれた。結局、バルガスのゴールはオフサイドの判定。ドイツは終了間際に1-1の同点に追いつき、勝ち点7でグループ首位、スイスは勝ち点5で続き、ドイツ、ポルトガル、スペインに続く4チーム目のベスト16進出となった。
スコットランドとハンガリーがヨーロッパリーグで初対決した。スコットランドは1次リーグから2次リーグまで勝ち点1でグループ3位、ハンガリーは勝ち点0で最下位。勝者が出場権を獲得する。
スコットランドが勝てばグループリーグ突破が決まるが、グループリーグ3位の他のチームは現在勝ち点1か2。この進出を賭けた一か八かの戦いに、スコットランドが勝利を求める気持ちは強くなかった。前半は両チームともシュートを打たなかったが、ハンガリーは5本のシュートを放ち、1本は枠を捉えた。ボラのロングレンジシュートは防がれ、ソボスロイのフリーキックは壁に阻まれ、オルバンのオフサイドからのヘディングシュートはクロスバーを直撃した。
後半に入っても両チームは平坦な展開で、スコットランドは攻め手を欠き、ハンガリーもゴール前で何本もシュートを放ちながら突破口を開けない。しかし、試合終了間際にコソボスが決定的なゴールを決め、ハンガリーが1-0で勝利し、下馬評を覆した。