戦いは18分まで続いたが、ポルトガルが微妙な戦術を実行し、B・フェイが巧みにボックス内にボールを送ると、フェリックスが簡単にシュートを決め、スコアボードは1-0となり、ポルトガルがリードした。
22分、クロウがフリーキックを放つと、巧みなリフトシュートでゴールに迫ったが、これはポストを直撃。
45分+1分、ロナウドがゴールネットを揺らそうとしたが、不注意で相手選手に倒された。
ハーフタイム時点で、ポルトガルはボールポゼッション68%、ゴール前シュート9本、うち4本が枠を捉え、2度の絶好機を作り出し、ロナウドのフリーキックも決まりかけた。一方、アイルランドはシュート3本のみ。
交代でクロウが虎のように降りてきた。
50分、ロナウドがボックス内でスマートにゴールを決め、ポルトガルは2-0とリードを広げ、士気を高めた。
その直後の60分、タツがペナルティーエリア内でクロスを上げると、クロウがシュートをゴール上隅に押し込み、スコアを3-0に広げた。
わずか10分の間にクロウは2連続得点を決め、またしても自己新記録を樹立し、観客はサッカーの情熱を目の当たりにすることになった。
統計によると、クロウは代表207試合で130ゴール、21年連続得点記録でサッカー界の伝説となった。ロナウドのキャリア通算ゴール数は895に達し、世界新記録を樹立した。
74分、セメドがサイドから正確なクロスを送ると、ロナウドはシュートをわずかに枠外に外し、ハットトリックのチャンスを逃した。
結局、ポルトガルはアイルランドに3-0で勝利し、直後にチェコとグループステージで対戦した。