ワールドカップ予選の準備のため、中国スーパーリーグは中断しているが、中国1部リーグの2回戦は通常通り行われている。夜が明けた19時30分、中国1部リーグ2回戦はフィナーレを迎え、広西平国は遼寧天連と、広州は石家荘カンフーと対戦する。
昨季、追い抜きのチャンスを逃した広西平国は、今季仕切り直して再び追い抜きを狙った。このホームでの遼寧鉄人との一戦では、強力な布陣を揃えた広西平国はアドバンテージを勝利に結びつけることができなかった。
試合は88分まで続いたが、外国人FWマルコスが同点ゴールを決め、ホームのファンの前で敗戦を免れた。結局、広西平國覇朗と遼寧鉄人は1-1の引き分けに終わった。
一方、広州はホームで石家荘カンフーと対戦。第1戦で黒竜江冰城に0-1で敗れた広州にとって、このラウンドでの得点は大きなプレッシャーだ。石家荘カンフーに勝てなくなれば、広州は降格を心配しなければならなくなるかもしれない。
試合は一進一退の攻防で、攻守の切り替えが頻繁に行われた。広州の選手たちは若くエネルギッシュで、石家荘カンフーは経験豊富。前半、石家荘カンフーは呉俊傑が先制点を決めた。しかしそのわずか1分後、石家荘カンフーが同点に追いつく。
後半に入ると、両者の綱引きが始まった。広州のサルバドールヘッドコーチは時間内に布陣を調整したが、状況は変わらなかった。このまま引き分けで終わるかと思われた延長戦、交代出場のファン・アラグが連続ゴールを決め、結局広州は石家荘カンフーを3-1で振り切り、今季セ・リーグ初勝利を飾った。