新シーズンの中国スーパーリーグ(CSL)第2戦、山東魯能はスタメンのほとんどを温存し、戦力を温存するためにAFCチャンピオンズリーグのノックアウトステージに照準を合わせた強豪・北京国安と対戦した。ポン・シンリー、カザイシュヴィリ、リー・ユアンイー、マテウス・パトといった主力選手はこの重要な試合で交代させられ、ケガでプレーできなかったクレサンは代役や、ソン・ロン、ビ・ジンハオ、趙建飛、ジャ・フェイファンといった縁の下の力持ちの選手と交代させられた。

しかし信じられないことに、崔康熹が大活躍したとはいえ、山東魯能で最も栄誉あるベテランの一人が、チームの固定選手として見過ごされていたのだ。この36歳の右ウインガーは、中国のファンならよくご存知のように、試合の最初から最後まで1分たりとも出番がなく、チーム内では完全に余計な存在になっていた。

36歳のベテラン、張志もまた、新シーズンの最初の2戦では出場機会を得られなかった。このことは、魯能のベテランFWが、崔康熙監督の戦術システムにおいて、年を追うごとに退屈な傍観者に成り下がっていることを示している。

山東魯能の "忠将 "張起は、2010年のデビュー以来、一度もチームを離れたことがない。若手からキャリアの黄昏まで、張基は13年間を山東魯能で過ごした。張基は人生の中で最も貴重な青春時代を山東魯能に捧げたと言える。したがって、「一人一都市」という彼の悲願が実現する可能性は高い。

ウイングバックとしての張志は、身体能力が高く、守備が堅いだけでなく、攻撃面でも創造的だ。スピードと爆発力があり、最盛期には個人技を生かした突破でチームに攻撃のチャンスをもたらすことも多い。これまでに山東魯能で10ゴール、10アシスト、数本のキーパスで貢献している。

張志は36歳だが、自己鍛錬のおかげで運動量は衰えていない。今の調子なら、先発のポジションを奪うことはできないかもしれないが、代役として出場するのは賢明な選択だろう。しかし、チェ・ガンヒはこのベテラン選手への信頼を失っているようで、2試合連続でベンチ入りさせ、チームに定着させている。このような「忠実な大臣、良将」が晩年は観客になるしかないのは、競技スポーツの残酷さである。

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