今度の優勝争いは、カタールとヨルダンのエキサイティングな対決となる。地理的にも時間的にもカタールが優勢で、栄光の更新が期待される。しかし、ヨルダンチームの総合力は侮れない。特に、最前線の選手たちの暗黙の了解は印象的だ。韓国を退けた試合を振り返っても、韓国を完膚なきまでに抑え込んでおり、両チームの力の差が浮き彫りになっているのは間違いない。
アジアカップの閉幕が近づくにつれ、冷ややかな連鎖が生まれつつある。日本の予想外の敗退により、準々決勝には日本、韓国、サウジアラビア、オーストラリアという伝統的な強豪国が残らなかった。準決勝でのコールドフィニッシュは、カタールの決勝進出の可能性にさらに影を落としている。私見だが、ヨルダンの逆転優勝の可能性を過小評価すべきではない。マニング主審の厳格なプレースタイルも、ホームで戦うカタールに偏ることはないだろうと思わせる。