中国スーパーリーグは中断期間に入ったが、各クラブは日々の業務に追われている。来シーズンから試合場に戻るためには、まずサッカー協会の参入許可を得なければならない。
サッカー協会は今年、以前よりもはるかに厳しい、まったく新しいAFCアクセスシステムを導入した。その結果、クラブはアクセス作業を怠ることができなくなり、ひとたびシステムの基準を満たさない資料を提出すれば、来シーズンの中国スーパーリーグへのアクセス不足に直結しかねない。
中国スーパーリーグ(CSL)は、「金満サッカー」ブームが沈静化して以来、下降線をたどっている。リーグはどん底に落ちたと誰もが思っているが、現実は来シーズンさらに厳しくなるだろう。
疫病の影響を受け、国内の不動産業界は低迷を続けているが、サッカー協会はこの2年間、さまざまな政策を打ち出している。現在、中国スーパーリーグのクラブは総じて困難に直面している。サッカーメディアによると、今季の中国スーパーリーグに所属する16チームのうち、選手の給与を滞納していないのは3クラブだけだという。
かつての中国スーパーリーグの巨人、北京国安でさえ借金まみれになっている。親会社の西濃集団は資金繰りに窮しており、今シーズンの選手やコーチに給与を支払えるかどうかは、市政府の援助や新たなスポンサーに大きく依存することになる。
広州恒大と肩を並べていた北京国安をはじめ、他のクラブはさらに不安定な立場にある。最近では、浙江、武漢三鎮、滄州ライオンズ、大連、深センが来年解散する可能性があると噂されている。また、地元のスポーツ局から支援を受けているクラブの中には、支援がなくなれば存続が難しくなるのではないかと懸念しているところもある。
このような状況の中、多くのクラブがFAの定める期限内に参加資格資料を提出できていない。過去と同様、FAは再び提出期限を延長した。しかし、深センのように最大35億元の負債を抱えるクラブにとっては、1ヶ月の延長でも出場資格資料の提出を完了させることはできない。
内部の運営難に加え、深センのチームは外部環境とも密接な関係にある。周知のように、サッカー代表チームは長年ワールドカップに出場できず、レベルも低下している。中国女子サッカーチームも同様の傾向を示している。
このような状況の中、中国サッカーは新たな低迷期に入り、ファンやメディアの熱狂は冷めやらず、国内リーグへの注目度は「金満サッカー」の時代とは比べものにならないほど低くなっている。サッカー協会の中立的な方針に加え、企業のサッカーへの投資意欲も弱まっている。企業の支援がないため、クラブが単独で生き残るのは難しく、中国スーパーリーグの多くのクラブが崩壊の危機に直面している。
その結果、一部のサッカー関係者は、中国スーパーリーグはまだ底を打っておらず、来年はクラブにとってさらに厳しい生活になるかもしれないと指摘している。チームの運営費を削減するには、古い選手が引退し、新しい選手がその穴を埋めるしかない。
言い換えれば、クラブの報酬体系を3~4年合理化した後でなければ、財政的均衡は達成できない。それまでは、自活できないことを理由に解散を表明するクラブも出てくるかもしれない。
その結果、中国スーパーリーグのクラブが解散する数は今後2年間で間違いなく増えるだろう。その穴を埋める新たなCFLクラブがなければ、リーグの規模はさらに縮小するかもしれない。極端な場合、Aリーグ初年度の12チームのラインナップが完全に書き換えられてしまうかもしれない......。