フットボール・デイリー』紙の最新ニュースによれば、アジアカップのグループステージで対戦するカタール代表が予想外に監督を交代したという。
アジアカップ開幕まで40日を切ったグループステージ前夜、カタールは監督交代を発表した。ポルトガルのケイロス監督は就任1年足らずで解任され、カタールはすぐにスペイン人のマックス・ロペス監督が後任としてアジアカップでチームを率いることを発表した。
61歳のロペスは、エスパニョールでは青と白のラダーとトップチームの指揮を執り、豊富な指導経験を持つが、2012年からホープ・フットボール・アカデミーに在籍し、その後カタールの「拠点」クラブであるカタール・オグベンのコーチを3年間務め、カタールのユースサッカーのシステムを熟知している。2017年には、セント・テレサを去ったレコの後任としてブルージュのヒエラルキーの一角を担い、2018年にはカタールに戻ってワクラを1部フィニッシュに導くなど、カタールのリーグを熟知している。カタールサッカー協会の目には、ロペスがタイムリーな補強に映ったのは明らかだ。
日本代表にとって、ライバルの監督が交代したことで、新たな戦術対応の余地が生まれたことは確かだ。新監督は就任後、選手たちを観察し、戦術を調整する時間がたっぷりある。グループステージの最初の2試合を考えると、我がチームには4試合しか準備期間が残されておらず、カタール戦は重要な一戦となる。ロペスは指導者としての経験は豊富だが、代表チームレベルではまだ若く、アジアサッカーに精通しているケイロスと比較すれば、その差は無視できない。