観客は長い間、自分たちの力を心の中で量ってきた。だから、前線に立てばサッカー代表チームのレベルを超えることはないと確信している。
しかし、今シーズンは前線に可能性を秘めた新星が現れたのだろうか?
答えは明白だ。
成都栄城でプレーする地元出身のセンター、27歳の郷田棠章がその一人だ。
周知のように、成都栄城チームは若手選手育成の発祥地である。
今年の初め、U22アジアカップで輝きを放ったムタリフとフー・フオタオは、成都栄城チームの練習生だった。
若い選手たちは成都栄城のチームで頻繁にプレーすることが期待されている。
そのため、アジアの現場に適応しやすいのだ。
しかし今シーズン、2人の新戦力は代表チームに招集されたにもかかわらず、リーグ戦での出場はほとんどなく、以前よりも輝きを失っているように見える。
しかし、成都栄城のチームにはまだ目立つ地元選手がいる。
そしてそのキャラクターとは、他でもないドントロンである。
おそらく、多くのファンはドントロンを知らないだろう。
ドントロンはCFLでは数少ない大卒選手の一人である。
青島科技大学代表として大学5人制リーグに出場し、決勝戦では3勝を挙げた。
その後、中国Bリーグの青島レッドライオンズでもプレーした。
昨シーズンは蘇州東呉で31試合に出場し、22試合に先発出場、10ゴール3アシストと活躍し、リーグ6位フィニッシュの立役者となった。
成都栄成チームの注目を集めたのは、セ・リーグでの傑出したパフォーマンスだった。
今年初め、フェリペの後任として成都栄城に移籍した。
実際、中国スーパーリーグでは、こうした外国人選手による地元選手の代役は日常茶飯事だ。
しかし、そのほとんどが先発出場に苦しみ、存在感が薄い。
しかし、ドントロンは違う。
唐創は中国スーパーリーグ第27節で交代出場し、試合終了間際にヘディングで決定的なゴールを決め、成都栄城が天津津門タイガースと2-2の引き分けに持ち込んだ。
ドントロンは今シーズン、チームで17試合に出場し、先発は4試合のみだが、2ゴールを効率よく決めている。
189cmのドントロンは理想的な長身センターだ。
もちろん、高さというアドバンテージに加え、ボールを持っていないときの走りとハッスルも素晴らしい。
もっと試合に出れば、もっと才能を発揮してくれるだろう。
そして、サッカー代表チームには現在、ドントロンのような高いセンターフォワードが欠けているのだろうか?