10月25日夜、AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第3戦が行われ、山東泰山と浙江のチームが激戦を繰り広げた。一方、武漢三鎮は昨夜、AFCチャンピオンズリーグで歴史的な初勝利を挙げ、中国スーパーリーグのチームは6年ぶりにAFCチャンピオンズリーグのグループステージ全勝を達成した。しかし、そんな中、上海港の中国スーパーリーグ首脳陣ほど、GKヤン・ジュンリンに大きなプレッシャーをかけられ、恥をかいた者はいなかった。なぜなら、AFCチャンピオンズリーグのこのラウンドで、中国スーパーリーグのチームは3勝を挙げただけでなく、2人の英雄的なゴールキーパーを出現させたからだ。
今回の中国スーパーリーグ3チームの対戦相手の中で、韓国のKリーグの強豪、仁川ユナイテッドは間違いなく最強だ。山東泰山は前回の中国スーパーリーグで、外国人選手に3人の怪我人が出るという不運に見舞われながら、危なげなく勝利を収めた。今回、アウェーで泰山が直面する試練はやはり厳しい。試合序盤、仁川ユナイテッドはホームの利を生かして猛攻を仕掛け、一度は泰山の守備を窮地に追い込んだ。幸い、泰山にはGK王大礼がいる。試合開始1分、大礼は相手のロングパスをセーブ。分には、相手の至近距離からのヘディングシュートをディフレクト。38分、仁川ユナイテッドの素早い反撃、鄭東雲のシュートはダレイが巧みにブロック。
試合を通じて、仁川ユナイテッドは11本のシュートを放ち、そのうちの4本は王大礼が防いだが、結局ホームで0-2の敗戦を受け入れなければならなかった。34歳にもかかわらず、王大礼はいまだ絶好調である。山東泰山は中国スーパーリーグ28戦でわずか23失点しか喫しておらず、王大礼の貢献は侮れない。運動量では間違いなくヤン・ジュンリンより上だ。
同様に、浙江省のGK趙博も今夜の試合で素晴らしいパフォーマンスを見せた。日本の天皇杯王者・甲府一橋と対戦したこの試合、趙博は6つのヒロイックなセーブでゴールを守り切った。AFCチャンピオンズリーグ・グループステージの最初の2ラウンドでは、浙江が敗れたにもかかわらず、趙博は7セーブという素晴らしいパフォーマンスを見せた。GKとしての趙博は身長1.88メートルで、ポジション感覚、ゴールラインでのテクニック、ゴール前での反応に優れている。代表でのプレー経験がないにもかかわらず、趙博は代表に選ばれた。
対照的に、ヤン・ジュンリンは代表チームのメインGKとして大恥をかいている。中国スーパーリーグの最終戦、ハーバーにゴールを許すという重大なミスを犯し、チームが北京国安に1-2で敗れた元凶となった。この不甲斐ないパフォーマンスに、ファンは次のプレシーズンでの彼のパフォーマンスを心配している。
特筆すべきは、今週末の中国スーパーリーグ第29節で、上海港と山東泰山が直接対決を行うことだ。中国スーパーリーグでは「天山の戦い」と呼ばれるこの試合は、ヤン・ジュンリンにとって自分を救う最後のチャンスかもしれない。もし彼がチームを素晴らしい結果に導けなければ、上海港はタイトルを失い、厳の代表チームでの地位も危うくなるだろう。