10月末の日本時間19時35分、中国男子サッカーチームはリベンジ遠征に出発し、世界予選で3-1で敗れたベトナム代表に挑もうとしている。
男子サッカーチームの方が総合力では上だと思われるが、ベトナムサッカーは近年急速に発展しており、男子サッカーチームは大きな差を開けられていない。技術レベルでは、サッカー代表チームといえども安住することは難しい。今回のリベンジ合戦は不運が重なったとも言える。正しく対処しなければ、リベンジの望みがないばかりか、新たな争いを引き起こしかねない。それだけに、代表チームには万全の備えが必要だ。
フットワークで優位に立つことはできないが、わが男子サッカーチームは高さという点でベトナムに大きなアドバンテージがある。このアドバンテージをフルに生かし、それに合わせて戦術を立てれば、サッカー代表チームはまだ相手に勝つチャンスがある。私見だが、ヤンコビッチ監督があえてこの2人の新星を起用すれば、思いがけない結果が出るかもしれない。
まず、大胆に活性化させるべきはディフェンスラインの新星、呉少功だ。23歳の呉少孔は、中国サッカー界の新世代の代表スターと目されている。それ以前は国内リーグで見かけることはほとんどなかったが、今年トルコ・ユースリーグに参加して以来、キャリアの飛躍を遂げ、絶好調だ。守備が堅いだけでなく、攻撃力もあるので、攻守両面の選手と言える。
特に特筆すべきは、ゴー・サオコンの身長が192cmもあることで、ベトナムのような背の低いチームと対戦する場合、彼は高さで優位に立ち、制空権をしっかりとコントロールできる。ゴー・サオコンが代表チームの前に立つ限り、彼は絶対的な支配力を持つ難攻不落の要塞のようなものだ。もしジェレナ・ヤンコビッチがゴー・サオコンを再利用できれば、代表チームのバックラインは強固なものになるだろう。
ヤンコビッチの大胆さにふさわしいサッカー代表チームの2番目のスターは、代表デビューを果たした謝為軍だ。有名な中国サッカー選手、謝玉欣を父に持つ謝偉軍は、「将軍」の資格を持っている。25歳の謝偉軍は身長は高くないが、スピードと爆発力に長けた才能豊かなセンターフォワードだ。今シーズン、天津津門タイガースでの先発出場はわずか7試合だったにもかかわらず、6ゴール・1アシストを記録し、ゴール前での優位性とチャンスをものにする能力を示している。
謝偉鈞の身長は190センチで、中国では珍しい高さのあるセンターフォワードだ。ベトナムのような背の低いチームと対戦する場合、ヤンコビッチが謝偉鈞の高さのアドバンテージを最大限に生かし、高高度からの爆撃戦術に集中することができれば、ベトナムに勝つことは難しくないだろう。
結論として、ヤンコビッチがこの2人の新スターを巧みに使いこなし、安定した連勝を維持し、最終的に勝利することができれば、このベトナム戦は良い試合になるだろう。