夜が明けた16日(水)、EUグループA4とセルビアの頂上決戦は、3-0のスコアで幕を開けた。トップストライカーのエワル・モラダは、PKを決められて絶望する場面もあったが、最終的にはゴールを決めて7試合連続得点に終止符を打った。このゴールで代表通算37得点となり、フェランド・トーレスに次ぐ3番目となった。
第1レグでは引き分けたものの、このラウンドではスペインが圧倒的な強さを見せ、セルビアのシュート数3本に対し、なんと29本ものシュートを放った。試合開始わずか5分、マチルダはベルドゥ・パーカーの右からの正確なクロスにナボルディがヘディングで合わせて均衡を破る。ミッドフィルダーのミキエル・マリノがポスト直撃のシュートを放ったが、スコアを変えることはできなかった。
終了間際、スペインに貴重なPKが与えられると、エワル・モラーダが立ち上がり、31歳にして驚異的な落ち着きを見せ、65分にリードを2-0に広げた。試合終了後、アレイシバルが3-0の勝利で新たな歴史を刻み、スペインは両チームの5回の対戦で初めて3ゴールを挙げた。
スペインが勝ったことで、デンマークは2位に3ポイント差と迫り、セルビアは6ポイント差の3位につけている。