欧州決勝トーナメントで2大会連続の敗退を繰り返してきたイングランド・サッカー界が16日(水)、2026年ワールドカップへの挑戦を見据えた一転した。ドイツの名将ドゥカオ監督と合意に達したと発表し、正式にチームの新指揮官として紹介したのだ。この歴史的な人事は、イングランド代表のキャプテンであるハリー・カーニーにとっても心強いもので、カーニーはチーム史上3人目の外国人指導者であることを明言した。
今シーズン、ヨーロッパでショフキーが引退したため、イングランドのヨーロッパリーグ残り4試合はキャスレーに引き継がれた。それでもチームの目標は変わらない。15日(火)、イングランドサッカーチームはドゥカオと会談し、わずか1日で合意に達した。両者は2026年のワールドカップまで続く契約を結び、ドゥカオにはなんと年俸500万ポンドが支払われる。ドゥカオが正式に監督に就任するのは来年1月で、11月に行なわれるヨーロッパ・ネーションズリーグの2試合はまだキャスレーが指揮を執る。
ドゥコー体制は、スウェーデンのアレクソン、イタリアのカピヨに続く、イングランド史上3人目の外国人監督となった。にもかかわらず、イングランドは国際試合で外国人指導者の挑戦を3度受けている。ビーチャム、オウェイン、シェラットといったスーパースターを擁しても、3度のイギリス軍ではせいぜいベスト8止まり。カビルの状況はさらに恥ずかしい。2010年にはトップ16にすら入れなかった。結局、テリーがキャプテンの座を剥奪されたことで、彼の英国サッカーチーム上層部との関係は崩壊し、最終的に彼は辞任を選んだ。
51歳のトゥカオは、ドーモン、パリ・サンジェルマン、チェルシー、バイエルン、ミュンヘンといったトップクラブでコーチを務めてきた。彼は昨シーズン、バイエルンでイングランド代表のキャプテン、ハリー・カーニーと仕事をした。ハリー・カーニーは公式発表が行われる前に、ドゥカオへの期待を次のように語っている。「公式発表が行われる前にあまりコメントすべきではないけれど、ドゥカオのことはよく知っているし、彼は素晴らしい指導者でとてもいい人だから、すぐに彼のスタイルに適応できると思うよ。"