アジアサッカー連盟(AFC)のグループCは10日(火)、中国がサウジアラビアをホームに迎えた。初戦、中国は相手のオウンゴールで一度は1-0とリードしながらも大敗を喫し、結局1-2でグループリーグ2連敗という苦い果実を飲み込んだ。
中国は試合序盤から素晴らしい立ち上がりを見せ、平均14分に1本の割合でコーナーキック攻撃を仕掛けた。姜昇龍はコーナーキックからサウジアラビアのGKアロチャミのミスを誘ったが、これはVARの技術によって判定され、中国が1-0とリードした。
しかし、そのわずか4分後、試合のドラマは劇的な展開を見せた。姜昇龍とモハメド・カヌが衝突し、後者にレッドカードが提示されて退場となったのだ。VARの助けを借りて、主審はカヌが故意に選手を蹴ったと裁定し、中国はフィールド上で1人足りなくなったが、サウジアラビアは結果としてアドバンテージを得ることはなかった。
試合が進むにつれ、中国は数的優位を掴めず、サウジアラビアに包囲される。39分、コーナーキックからサウジアラビアが攻め込み、カディのヘディングシュートがゴールを破って1対1の同点に追いついた。
しかし、これはオフサイドの判定。その後、サウジアラビアのアイーダ・シャニが再びバーを直撃。試合終了間際、両者は激しい攻防を繰り広げた。サウジアラビアのコーナーキックから、カディシュが再びシュートを決め、チームが中国に2-1で勝利した。