横浜マリナーズは、北海道のゴンザガ札幌と日本リーグ8強入りを懸けたファーストレグで対戦するため、自軍スタジアムをライトアップした。両チームは対照的な強みを持ち、マリナーズは監督交代後、攻守両面で素早く戦術を切り替えている。一方、ゴンザガ札幌は紙一重のディフェンスに耐えられないようだ。Wリーグのストライカーたちは、わずか3ハーフで3.5ゴールを挙げるなど、ゴールへの勢いが止まらない。
マリナーズは最近、リーズ・ユナイテッドやリバプールでプレーした元オーストラリア代表のキューウェルを指揮官に迎えた。チームをAFCチャンピオンズリーグ決勝まで導いたにもかかわらず、アアンの誇大広告のせいで優勝を逃し、その結果リーグ戦の成績も低迷した。必然的に、上層部はアシスタントコーチのハン・ヨハン・イェツェンに引導を渡した。
ジョン・ジェットソンが監督に就任してからは、攻撃的な戦術を唱え、チームは一気に低迷から抜け出し、直近の公式戦7試合で6勝1敗とチームの士気を高めた。この7試合でチームは20ゴールを挙げ、うち直近の5試合で4ゴールを挙げている。リーグ優勝の望みは薄いが、マリナーズは地元カップ戦に全力を尽くさなければならない。今年はすでに日本連盟杯でベスト8まで勝ち進んでおり、地の利を活かして1回戦で先制を狙うことができる。
対照的に、ゴンザガ札幌はリーグ2位で、29試合で55失点しか喫していないが、守備面では安定感に欠ける。仮にJAFカップでベスト8に進出しても、下部組織で目立つチームとしか考えられない。さらに重要なのは、マリナーズとの対戦で過去4戦4敗と意気消沈していることだ。この試合でマリナーズの砲撃に耐えられるかどうかが、大きな注目点となるだろう。