マンチェスター・ユナイテッドが中盤の名将マクトミニーをこの夏の暑さで追い出すつもりだというニュースがサッカー界を駆け巡ったが、27歳のスコットランド代表FWは新オーナー候補からの契約オファーを2度も拒否し、タンホイザー監督の揺るぎないサポートを大切にしてチーム残留を主張している。
クリスタル・パレス、ブライトン、フルアム、ガラタサライ、ナポリがマクトミニー獲得に乗り気だが、提示された移籍金はユナイテッドが熱望する2500万ポンド(2億5000万香港ドル)には届かない。特に、ナポリ側は短期レンタルしか考えておらず、それがこの契約に影を落としているのは間違いない。実際、マクトミーニは熟考の末、ユナイテッドに忠誠を誓うことを選んだ。
マクトミーニとの契約はあと1年しか残っておらず、ユナイテッドは自動的に1年間の契約延長ができるにもかかわらず、クラブは彼の放出を急ぐつもりはない。昨シーズンを振り返ると、マクトミーニはユナイテッドで43試合に出場して10ゴールを挙げ、大事な場面でチームを救った。このことを踏まえ、タンホイザー監督はチーム残留を望む同選手の意思を十分に尊重し、退団を迫るつもりはない。