猛暑の中、リバプールに新たな血が注入されることはないが、代わりに移籍の雲行きが再び怪しくなってきた。サン』紙によれば、レッズはMF遠藤エアロを1500万ポンド(1億5000万香港ドル)でリストアップしようとしているという。この動きは、ライアン・グウィンバーガーとバスティアンが中盤で傑出した運動能力を発揮することは十二分に可能だと考える新キャプテン、シュロッサーの戦術的配慮からきている。
昨シーズンを振り返ってみると、ステガはリバプールに移籍し、43試合に出場して2ゴールを挙げるという立派な働きをしたが、シュロスの寵愛を受けることはなかったようだ。オランダ代表のラインハルト・グルーエンベルクは、アレックス・マカリース、スボスラーとともにシュロスの中盤のファーストチョイスとなった。19歳のバスティはラインゴルトの代役であり、遠藤はシュロッサーの戦術設計図の端っこに置かれた。
遠藤航の移籍の噂が囁かれる中、多くの買い手候補がこの選手の獲得に躍起になっている。近年、スコティッシュ・プレミアリーグの強豪チームでは日本人選手の活躍が増えている。過去にリバプールで指揮を執っていたキャプテン、ロジャースとの関係も良好なことから、移籍が加速するかもしれない。